西洋と東洋が出合った、ザ・リッツ・カールトン東京のアフタヌーンティー | Numero TOKYO
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西洋と東洋が出合った、ザ・リッツ・カールトン東京のアフタヌーンティー

ザ・リッツ・カールトン東京にて、さいたま市の伝統産業である「大宮盆栽」とコラボレーションした「East Meets West Afternoon Tea」を提供中。盆栽の聖地として知られる大宮盆栽村には6つの盆栽園があり、それぞれ異なる魅力の盆栽を手がけているそうです。2022年に引き続き、2度目のコラボレーションが実現しました。

館内には、各盆栽園から代表的な盆栽が展示されています(1月25日(水)まで)。盆栽はすごく繊細で気温や湿度、水やりの管理も重要で、展示中も3回入れ替えるほどなのだそう。

こちらは樹齢約450年の立派な盆栽です。白骨化した枝と幹(ジン・シャリ)のうねりがとてもドラマティックで生命力を感じます。下から見上げるのも盆栽鑑賞の仕方の一つだそうです!

そんな大宮盆栽からインスパイアされたアフタヌーンティーは、セイボリー7種、スイーツ6種、スコーン2種からなります。円を描くようなデザインのスタンドがスタイリッシュ。

セイボリーは、日本の食材や調味料を使い和のテイストを効かせています。蕪の千枚漬けには、ずわい蟹とアボカドのタルタルを合わせ、イクラをトッピング。タラのブランダードには西京味噌ソースを隠し味に、茎蓮根のピクルスを添えてお漬物のような感覚に。ミルキーな雲丹ブランマンジェと青葱のジュレに、紫蘇やしょっつる風味の大根を合わせたりと、一口サイズなのに精巧に組み立てられた味わいが広がります。

スイーツにも和の素材が忍ばせてあり、苺のモンブランのムースには、酒粕と白餡クリームを、チョコレートのケーキは味噌と和三盆を使用していたりとアクセントになっています。他にも、グラスに入ったデザートには梅干しと黒蜜のジュレが、黄色いマカロンはゆずとみたらしソースのガナッシュをサンドし、和菓子らしさも。酸味を効かせていてモダンなバランスに仕上がっています。

中でもシェフの自信作というのが、こちらの「濃厚ピスタチオクリーム 山椒と山葵の風味」。なめらかなピスタチオのムースの中にラズベリーのジュレが入っていて、そこからほのかに山葵の風味が香ります。ナッティなピスタチオとも調和。意外なマリアージュでした!

スコーンに合わせるのは季節のジャムで、今は杏ジャム、クロテッドクリーム、橙(だいだい)のジャムです。外側がカリカリに焼かれたスコーンも絶品。

アフタヌーンティーにノンアルコールのカクテルもいただきました。宇治抹茶のコーディアルにミントやレモン、ジンジャーエールを加えた「グリーン パディー」。クラッシュアイスを入れてモヒートをイメージした一杯です。レモンの酸味が爽やかで、セイボリーやスイーツともよく合いました。

「ハジカミ」は、山椒のシロップや紫蘇のコーディアルとグレープフルーツジュースを合わせたドリンク。紫蘇の風味とグレープフルーツのほろ苦さがきいています。他にも、ティーのセレクションやコーヒーメニューもあります。

「East Meets West(西洋と東洋の融合)」という、ザ・リッツ・カールトン東京のテーマを見事に表現したアフタヌーンティーをぜひ味わってみてください。

提供場所/ザ・ロビーラウンジ(45階)
提供期間/2023年1月6日(金)〜3月予定(終了日未定)※一部除外日あり。
料金/East Meets West ザ・リッツ・カールトン東京 アフタヌーンティー ¥9,400
East Meets West ヘヴンリーティー ¥6,200
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Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

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