イタリア版ミシュラン「ガンベロロッソ」で2年連続最高位!「アルマーニ / リストランテ」で味わう秋 | Numero TOKYO
Life / Editor's Post

イタリア版ミシュラン「ガンベロロッソ」で2年連続最高位!「アルマーニ / リストランテ」で味わう秋

味覚の秋が到来です。毎シーズン楽しみにしている「アルマーニ / リストランテ」でも秋メニューがスタート。今回はランチメニューの中でも人気の全6品からなる「TRADIZIONE LUNCH」(¥11,000 税込・サービス料別)をいただいてきました。

アミューズ ※写真は2名分
アミューズ ※写真は2名分

一品目のアミューズ。食べるのがもったいないくらい造形の美しいこと。

ジョルジオ アルマーニのロゴをかたどった竹炭サブレを、キャビアと金箔でゴージャスにおめかし。

イタリアの伝統菓子カンノーロをイメージした遊び心たっぷりなセイボリー。スモークしたハマチのタルタルをパリパリ食感の海苔と春巻きの皮で包んでいます。

和牛もも肉を熟成させたブレザオーラを、揚げニョッキにのせて。お味噌などの日本食材に漬け込み4カ月〜6カ月ほど熟成させた自家製のブレザオーラは、旨味がぎゅっと詰まっています。

こちらが、熟成中のブレザオーラ。7月に仕込んだもので、12月頃が食べ頃だそう。時間がおいしさを育てるのですね。丸ごと一本、販売して欲しいです!

帆立 キャビア ‘AKAITO’ サフラン
帆立 キャビア ‘AKAITO’ サフラン

続いて、北海道産帆立にサフランのソースをかけた一品。ふっくらと肉厚の帆立に、香り豊かなサフランソース、キャビアの塩味が調和しています。こちらのサフランは、なんと日本産。高級スパイスとして知られるサフランですが、世界に出回るサフランの多くは、その生産背景に子供の搾取や、ギャングによる犯罪などの問題が絡んでいるのだそう。「Akaitoサフラン」はそうした状況を変えたいという思いから誕生し、倫理的な生産背景を大切にしながら生産者と協力し合い、高品質なサフランを生み出しています。

香りが続くようにと、桐の箱に収められたAkaitoサフラン。エグゼクティブシェフのカルミネ・アマランテさんもこの香りに魅せられたと言います。これからたくさんのレストランで使われるようになるといいですね。

パスタ エ パターテ
パスタ エ パターテ

カルミネシェフお得意の詰め物パスタ。南イタリアの伝統料理にインスパイアされ、じゃがいもに野菜のコンフィ、グアンチャーレ、パルメザンチーズのエスプーマ、そして贅沢にも黒トリュフのスライスをのせています。濃厚なチーズに黒トリュフの香りが本当に幸せ。ジャガイモのシャキッとした食感もアクセントに。何個でも食べられそう……。

リゾット ポルチーニ ヘーゼルナッツ
リゾット ポルチーニ ヘーゼルナッツ

パスタの後はリゾット! ポルチーニ茸とチーズの香りだけでもうおいしい! お米はイタリアのアクエレッロを使い、ポルチーニ茸で出汁を取ったコンソメで煮詰めたもの。ローストしたヘーゼルナッツを削り、香ばしく秋の森の中にいるようです。ローズマリーのハーブも香って、濃厚なだけではない繊細なアクセントも絶妙です。

サワラ イタリアンパセリ
サワラ イタリアンパセリ

メインは「サワラ イタリアンパセリ」または「仔羊 カポナータ ハーブ(+2,500円)」を選べます。お魚料理もカルミネシェフの得意分野。春にもいただいたサワラが、いまの時期は脂がのって身もふっくらとしていたのには驚きました。藁焼きして仕上げる火入具合もさすがです。

ババ ナポレターノ
ババ ナポレターノ

ドルチは、カルミネシェフのお祖父様のレシピを引き継いだババ。お好みでラム酒かリモンチェッロをたっぷりかけていただきます。

ラム酒のシロップがジュワッと染み込んだ大人の味に大満足。

最後は、ハーブティーとプティフールで余韻に浸ります。

右からガンベロロッソCEOのルイジ・サレルノ、アルマーニ リストランテ エグゼクティブシェフ カルミネ・アマランテ、ジャンルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使
右からガンベロロッソCEOのルイジ・サレルノ、アルマーニ リストランテ エグゼクティブシェフ カルミネ・アマランテ、ジャンルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使
先日、イタリア版ミシュランガイドとも言われる「ガンベロ ロッソ」で2年連続、最高位の3フォークを獲得したカルミネシェフ。素材そのものの魅力を引き立てるプロであり、一口食べて「おいしい!」という感動を与えてくれ、どこかほっと安心するあたたかさもあります。季節の食材をたっぷり使ったメニューで、秋の訪れを感じてみてはいかがでしょう。

アルマーニ / リストランテ
住所/東京都中央区銀座5-5-4 アルマーニ / 銀座タワー 10階&11階
TEL/03-6274-7005
営業時間/ランチ 11:30〜15:00(L.O.14:00)ディナー18:00〜23:00(L.O.20:00)
定休日/月

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

Magazine

JUNE 2024 N°177

2024.4.26 発売

One and Only

私のとっておき

オンライン書店で購入する