パレスホテル東京のアフタヌーンティーが刷新! 器との贅沢なマリアージュ
パレスホテル東京が開業10周年を記念して、アフタヌーンティーをリニューアル。2022年9月1日(木)より、オリジナルの輪島塗漆器と日本の四季を表現したスイーツ&セイボリーとの芸術的な共演が楽しめるようになります!
発表会では、このような素敵なディスプレイが。小石がびっちりと敷き詰められている通り、今回の新アフタヌーンティーの名前はズバリ“Stones”なのです。
輪島塗の器を手がけたのは、石川県輪島市を拠点に世界的に活躍する輪島塗塗師、赤木 明登さん。赤木さんの代表作でもある河原石をモチーフにした漆器“Stones”に、パレスホテル東京から得たインスピレーションを織り交ぜてデザインしたものだそう。アフタヌーンティー専用の輪島塗なんて、なんと贅沢&モダンな!
輪島塗と聞くと艶やかな質感をイメージしますが、上塗りの工程をあえて省いたマットなテクスチャーが赤木さん作品の特徴。石そのものの線を写し取り、石を割って置いたらそのままお皿になったというような作品を目指したとおっしゃっていました。
アフタヌーンティーは、寿月堂の抹茶「初昔」とパレスホテル東京オリジナルの落雁からスタート。内容は季節によって変わるそうです。
輪島塗の器に合うように考案されたのが、スイーツ12種類とセイボリー7種類。こちらはスイーツの一皿です。9月から3ヶ月間提供予定の秋のメニューになります。
造形も色も素晴らしく美しいのですが、日本の伝統色を意識して構成されています。
桔梗の花の蕾をイメージしたカシスのムース、苔や木の葉、木々をイメージしたピスタチオのエクレア、枯山水の庭を思わせるモンブラン……など、一つひとつにストーリーが秘められているのが素敵です。写真右のスライスしたりんごは、風になびくすすきをイメージしたのだそう。チョコレートでコーティングされているのは、りんごを煮詰めたもの。タルトタタンのようで、キャラメリゼしたりんごが香ばしい!
続いて、スイーツ2皿目。メープル風味のムラングシャンティイ(メレンゲ菓子)には、酸味のきいたオレンジのジュレを合わせて。個人的にムラングシャンティイ大好きなのでうれしい! ラムがじゅわっと染みるババ オゥ ラムにはコーヒー風味のクリームを添えて大人フレーバーに。紅茶のバタークリームにラズベリー&いちじくのジュレを忍ばせたマカロン、プラリネのガナッシュを挟んだザクザク食感の塩サブレなど、焼き菓子もこだわり尽くし! さらに、季節によって変わる和菓子「菓匠 菊家」の練り切りも。
7種類のセイボリーもフレンチのアミューズとして出てきてもおかしくないレベルのクオリティ……。舞茸のヴルーテ、人参のタルト、バゲットの上にはサーモンやマッシュルームをのせて…と見た目も色あざやかで美しい。シャンパンとも合いそう。
スコーンは、竹炭とカカオを使い、真っ黒に仕上げています。これもアフタヌーンティーのテーマである石をイメージしたそうです。食べてみるとサクサクと軽い食感。クロテッドクリームと葡萄のジャムを添えて。
ドリンクは、日本茶、クラシカルティー、ハーブティー、中国茶、アロマティーやコーヒーなど全25種類以上をラインナップ。
日本の伝統、自然との調和などを大切にしてきたパレスホテル東京ならではのアフタヌーンティーだと思いました。季節ごとにメニューが変わるのもこれから楽しみ。目も舌も満足すること間違いなしです!
アフタヌーンティー “Stones”
提供店舗/1F ロビーラウンジ「ザ パレス ラウンジ」
提供期間/2022年9月1日(木)〜通年提供
提供開始時間/11:00〜17:30
料金/1名 ¥8,000 グラスシャンパーニュ付き ¥10,400 ※税込・サービス料別
※利用時間2時間半
※一日限定20食
TEL/03-3211-5309/03-3211-5370(アフタヌーンティー予約専用ダイヤル)
www.palacehoteltokyo.com/restaurants-bars/afternoon-tea-stones/