Art / Post

着られる雑誌!? 「CoSTUME NATIONAL」がテセウス・チャンとコラボ

「CoSTUME NATIONAL(コスチューム ナショナル)」が、シンガポールを代表するグラフィックアーティストで「WERK Magazine」のアートディレクターを務めるテセウス・チャン(Theseus Chan)とコラボレーションした展示を2019年3月25日(月)まで開催中。

「シンガポールの国宝」と呼ばれるテセウス・チャンは、紙をバーナーで炙ったり、パッチワークを施したりと、前代未聞のやり方で紙媒体の表現を革新してきた人物として知られています。彼が手掛けるアバンギャルドな雑誌『WERK Magazine』は、これまでに26号を刊行。最新号となる27号が、「CoSTUME NATIONAL」でお披露目されました。

その最新号がこちら! 紙が折り重なったようなオブジェのように見えますが、布に印刷物が縫い付けてあり、実際に着ることができるのです。そもそもこのアイディアはどうやって生まれたのか? テセウス本人に話を聞きました。

テセウス・チャン
テセウス・チャン

「今回は、全く新しい実験をしてみたいという思いがあり、紙の形態としてではなく違ったフォルムで製作したかったのです。平面の本は、読むことはできるけれど着ることはできない。これは、見て楽しむこともできるし、実際に着ることも、洗ったり、破いたりもできます。前例のない作品になりました」

そんな斬新なクリエーションの背景にあるのは、“必死であること”だそう。「ときに、新しいものを生み出すことはプレッシャーでもあります。存在しないものを生み出し、新しい表現方法を追求することに常に挑戦しています。とにかく、トライし続けること。永遠に終わりがないですね」

『WERK Magazine』のバックナンバー
『WERK Magazine』のバックナンバー

今回、「CoSTUME NATIONAL」とコラボレーションした限定Tシャツも発売に。「このグラフィックは、私のコンピューターに入っている過去のアーカイブ作品を拾い集めて、一つの画像にしたものです。却下された作品も入っています。色々なものをミックスして作り上げるというアプローチを取っています」

Tシャツ(イメージ画像)各¥8,000
Tシャツ(イメージ画像)各¥8,000

そんな彼の将来の目標は、日本に長期滞在して創作活動をすることだそう!「コラボレーションしてみたいクリエイターもたくさんいます。日本語も勉強していますよ」と教えてくれました。

会場では、テセウス自身が神保町で集めたという、本を並べたインスタレーションも開催しています。

彼の刺激的なクリエイティビティーに、ぜひ触れてみてください!

CoSTUME NATIONAL LAB
会期/2019年3月21日(木・祝)〜25日(月)
住所/東京都港区南青山5-4-30 CoSTUME NATIONAL Aoyama Complex 1F
時間/11:00〜19:00(最終日のみ〜16:00)
TEL/03-5466-8755
URL/www.cnac.jp/exhibition/

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなどあらゆるジャンルに幅を広げるべく猛進中。Numero.jpの連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」などを担当。スイーツ全般を愛し、なかでもパフェに熱狂的。

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