フロリレージュ発ネクストレベルなかき氷「あずきとこおり」 | Numero TOKYO
Life / Editor's Post

フロリレージュ発ネクストレベルなかき氷「あずきとこおり」

夏だけに限らず、一年中楽しめるようになったかき氷。専門店は数多くあれど、一味違ったかき氷が楽しめる「あずきとこおり」がオープンしました。

シェフパティシエを務める堀尾美穂さんはモダンフレンチの名店「フロリレージュ」のパティシエとして活躍され、これまでにも不定期でかき氷イベントを開催したり、サロン・デュ・ショコラに出店したりと、ことあるごとにかき氷を振る舞ってきました。ついにこの度、満を持して専門店をオープン! JR代々木駅から徒歩5分、カウンター7席のみの小さなお店にお邪魔しました。

かき氷のメニューは「金柑とミルク」、「あずきとメレンゲ」、「苺とメレンゲ」、「ホワイトカカオとふきのとう」など気になる組み合わせばかり。何度も通って全制覇したくなります。

手際よく氷を削っていく堀尾さん。器の大きさに対して、溢れてしまうんじゃないかと心配になるくらい、これでもかと氷を重ねていきます。

途中でシロップをかけて……まだまだ削ります!

「金柑とミルク」¥1,870
「金柑とミルク」¥1,870

黄色がきれいな「金柑とミルク」が完成! 宮崎産金柑を使った爽やかなソースと、コクのあるジャージー牛のミルクソースの相性が抜群です。中には、ハーブティーのゼリーが隠れています。ふわっふわの氷は空気みたい。

「今日のこおり」※この日は「アマゾンカカオと黒トリュフ」¥3,300
「今日のこおり」※この日は「アマゾンカカオと黒トリュフ」¥3,300

そしてもう一つ気になっていたメニューがこちら! この日のスペシャルな一品「アマゾンカカオと黒トリュフ」です。もともとフロリレージュでコースの最後にこの組み合わせのデザートを作っていたそうで、さすがレストランならではの発想。

仕上げには黒トリュフをたっぷり! 贅沢すぎる〜!!

フルーティな味わいのアマゾンカカオは、ソースだけじゃなくエスプーマにも。そこに芳醇な香りの黒トリュフが加わると、言葉に表現できない幸せが♡ 今まで経験したことのない、新しい味わいです。

さらに食べ進めると、黒トリュフを使ったアイスクリームが忍ばせてありました! これがまたトリュフをガツンと感じる濃厚さ。でも、氷とのマリアージュでいくらでも食べられそうなくらい軽いので不思議です。

「あずきと苺のフレンチトースト」¥1,870
「あずきと苺のフレンチトースト」¥1,870

そして、かき氷のほかに必食なのが、フレンチトースト! ブリオッシュ生地は、駒場東大前のパン屋さん「ル・ルソール」のもので、なんと堀尾さんが炊いた小豆を練りこんでいるそう。表面はこんがりと焼かれ、ナイフを入れるとふわっとぷるぷる食感。かき氷とセットでぜひ。

この日は雪の日だったので、特別にお汁粉メニューもありました。やさしい甘さでほっこり温まります。

フレンチ仕込みの技が詰まったかき氷は、もはやかき氷という枠を越えた新しいデザート! これが一年中食べられるなんて、幸せなことです。予約優先制なので、オンラインから事前の予約をおすすめします。

あずきとこおり
住所/東京都渋谷区代々木1-46-2 グランデュオ代々木 1F
営業時間/木・金 11:00〜17:00、土・日 12:00〜18:00、月 12:00〜17:00
定休日/火・水
URL/azukitokouri.com/
Instagram/@azukitokouri
完全キャッシュレス

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

Magazine

DECEMBER 2024 N°182

2024.10.28 発売

Gift of Giving

ギフトの悦び

オンライン書店で購入する