自分史上最高のTシャツ、見つけました!【#エディターたちのカートの中身】 | Numero TOKYO
Fashion / Editor's Post

自分史上最高のTシャツ、見つけました!【#エディターたちのカートの中身】

ファッション誌における頻出ワードの一つに「オン・オフ着回せる服」という表現がありますよね。仕事着としても、休日のリラックスしたムードのときでも着られる万能さを表す言葉ですが、むしろ積極的にオン・オフ常に着ていたい!と思えるマイベストTシャツと出合ってしまいました。

展示会で紹介していただいた一枚のシンプルなTシャツ。一見、なんてことないデザインのように見えるのですが、触れた瞬間に衝撃が。ふわっと柔らかく滑らかで、「気持ちいい〜」と思わず声を上げてしまう肌触り。綿100%と聞くと特有のゴワゴワ感をイメージしますが、その真逆を行く心地良さ。そして、ソフトでありながら同時にしっかりしている不思議な生地なんです。 実際に着てみると、その良さをダイレクトに実感。さらっさらの着心地で、触れている素肌が喜んでいる感覚。気分にまで影響してくるんじゃないかというくらい、ストレスフリー! また、控えめなネックラインや肩から落ちるラインがきれいだったりと、細かなこだわりがそこここに。少し光沢のある生地なので、エレガントな雰囲気も出せちゃう。丈感もいい感じだし……、とドンピシャ好みの言うことなし!

その名は「LIFiLL」(リフィル)。1864年創業の老舗繊維専門商社「スタイレム瀧定大阪」が最高品質のもの、本当に欲しいものを追求してきたブランドなのだとか。さすが繊維のエキスパートだけあって、ハイクオリティな服が生まれるわけですね。私が惚れ込んだTシャツの生地は、スーピマコットンを従来よりも甘く撚(よ)りながら(=柔らかい生地になる)糸が切れてしまうギリギリの強度を保つ独自の製法で紡績したオリジナル生地だそう。それで、柔軟かつしっかりした生地が実現できたという。洗ってもヨレないし、心なしかシワがつきにくい気がします。プロが本気を出すとすごい!

さらに、驚きなのがお値段。Tシャツで¥8,580、長袖Tシャツで¥9,900(ともに税込)という良心的なプライス。え、こんなにハイスペックなのにいいんですか!?

そんなわけで、家着にするにはもったいない、でも気持ちいいからずっと着ていたい!ということで、パジャマの下に着たり、外出時のニットの下に着たりとオン・オフ問わずフル出動中です。

他にもフーディやセーターなどがあり、次はスウェットパンツに狙いを定めています。Tシャツ1枚で感動レベルの体験ができるなんて、なかなかないですよ!

LIFiLL
https://lifill.jp/

連載「エディターたちのカートの中身」をもっと読む

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

Magazine

DECEMBER 2024 N°182

2024.10.28 発売

Gift of Giving

ギフトの悦び

オンライン書店で購入する