細やかなおもてなしに癒される大人の隠れ家「京都悠洛ホテル Mギャラリー」 | Numero TOKYO
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細やかなおもてなしに癒される大人の隠れ家「京都悠洛ホテル Mギャラリー」

京都・三条大橋のほとりに建つ「京都悠洛(ゆら)ホテル Mギャラリー」は、フランスを拠点とした世界最大級のホテルグループ・アコーが手がけるプレミアムホテル。女性から好評の気の利いたサービスと京都らしさを感じる和モダンな部屋で、優雅なステイが叶います。

エントランスを抜けるとまず目を奪われるのが、鬱蒼とした竹!

地下1階からの吹き抜け部分からこんもりと伸びている様子は圧巻です。京都に来たなぁ、と風情を感じながら早速チェックインしましょう。

ネイルにアロマオイル……うれしいサービスが充実!

ロビーのデザインは、「大正ロマン時代の華族の邸宅」というコンセプトなのだそう。ちょっとしたタイムスリップ感が味わえます。

驚いたのが、フロントでの貸し出しアイテムの多さ。オリジナルのアロマオイル、胡粉ネイル、ヘアアイロン、雑誌、ヨガマット……など多数。枕の貸し出しもしており、その数なんと5種類。抱き枕、ヒノキチップ、そば殻、羽毛、低反発から、好きなものをセレクトできます。連泊するなら、日替わりで試してみたいですね。

貸し出しアイテムの一つ、胡粉ネイルは1751年に京都で創業した日本最古の日本画用絵具店「上羽絵惣」のマニキュア。ホタテの貝殻を微粉末にして作られる顔料を使い、爪にやさしく美しい発色が特徴です。

こちらは、ホテルオリジナルのアロマオイル。祇園、大原、錦など京都の地名にちなんで名付けられた8種類を用意。お気に入りを見つけたらオイルをムエットに垂らして部屋に持ち帰ることができます。

私は、黒文字、ベルガモット、スペアミント、オレンジなどが香る宇治をチョイス。旅先で素敵な香りと過ごせたら、より一層思い出に残る滞在になりそう。

お座敷付きの客室でほっこりくつろぎの時間を

24〜26平米のスーペリアルームツインに宿泊しました。全体的にダークなトーンでまとめられ、渋めな大人の雰囲気。ベッドのヘッドボードには西陣織があしらわれています。窓側には小上がりになったお座敷スペースがあり、靴を脱いでくつろぐこともできるのです。

エスプレッソマシーンや祇園辻利のお茶も完備しています。

うれしかったのが、スキンケアが置かれていたこと! この日、お化粧道具一式を家に忘れるという大失態を冒したのですが、本当に助かりました〜! しかもアルガンオイル配合の「THE SKIN DELIGHTS」のもので、クレンジング、洗顔、化粧水、乳液がセットになって至れり尽くせり。ホテルでも、なかなかスキンケアを置いているところは少ないので、救世主でした。

バスアメニティは、パリ発スパブランドの「CINQMONDES」のもの。日本のホテルでは初採用なんだそうです。とてもいい香りでした!

京スイートルーム
京スイートルーム

ホテル最高級を誇る54平米京スイートルームもあります。ダブルシンクと広いバスタブを備えており、いつか泊まってみたい……!

京食材を使った朝食で、1日のエネルギーをチャージ

朝食は、地下一階のレストラン「54TH STATION GRIL」で。和と洋どちらかを選択できる朝食は、洋食をセレクト。

サラダプレートには、明石鯛のカルパッチョと高知フルーツトマト、自家製サーモンマリネ、滋賀豚ロースの塩麹風味、京野菜のグリーンサラダなどが盛られ、栄養バランスもよく食材が豊富。ドレッシングはレモン、トマト、胡麻と3種類も。この日のスープはかぼちゃでした。朝からほっと温まる〜。

宇治の平飼い卵を使ったオムレツは、ふわとろ食感で絶品でした! この他ミューズリーやパンも付いてお腹いっぱいの大満足!

鎌倉「CHOCOLATE BANK」とのコラボによる、カカオ尽くしのアフタヌーンティー

現在、Mギャラリーの「Lounge & Bar 1867」では、鎌倉のチョコレート専門店「CHOCOLATE BANK」とコラボレーションしたアフタヌーンティーが楽しめます。セイボリーからスイーツまで、カカオをたっぷり使った多彩なメニューをいただきました。

まずはスイーツから。キラキラのゴールドでハートマークが描かれたプレートには、グラススイーツとラズベリーとダークチョコレートのタルト、ホワイトチョコレートのトリュフの3種がのっています。グラスに入っているのは、カカオビネガーとビターチョコレートのムース。中にはチェリーのジュレが隠れていて、甘酸っぱいハーモニーがたまりません!

もう一皿は、愛がいっぱいのデコレーションが情熱的! ホワイトチョコレートを使ったいちごとピスタチオのタルト、ヘーゼルナッツのムースをチョコレートでコーティングしサブレにのせたもの、そしてCHOCOLATE BANKの看板スイーツである生ガトーショコラです。どれもチョコレートは異なるカカオ含有率のクーベルチュールを使い、味わいの違いが楽しめます。

セイボリーも凝りに凝ったものばかり! チキンレバーのムースには、カカオニブをトッピング。菜の花を巻き込んだぷりぷりのホタテにはカカオビネガーのジュレをのせたりと、カカオをアクセントにきかせています。九条葱など京都の食材も取り入れながら、フレンチの技と融合したハイレベルなセイボリーです。お酒にも合いそう。

ドリンクも、カカオとパインとりんごのハイボール(モクテル)やホットチョコレート、カカオティーなどスペシャルなコラボメニューが登場! アフタヌーンティーとのマリアージュも相性抜群です。

Lounge & Bar 1867
Lounge & Bar 1867

バレンタインアフタヌーンティー
期間/2022年1⽉17⽇(⽉)〜2022年2⽉14⽇(月)
時間/二部制(第一部12:00〜14:00/第二部15:00〜17:00)※2時間制・要事前予約(前⽇18時まで)
料金/一名¥6,000
予約/オンラインまたはTEL(075-366-5800 / ホテル代表)

なんと、京都悠洛ホテル Mギャラリーは、2022年3月1日(火)より「ダーワ・悠洛 京都」へと名称変更し、バンヤンツリーグループホテルとしてリブランドすることに。それに伴い、2022年2月15日(火)をもって一時休館し、は22年春に再オープンを予定しています。今後どのように生まれ変わるのか、楽しみに待ちたいと思います。

京都悠洛ホテル Mギャラリー

住所/京都府京都市東山区大橋町84
TEL/075-366-5800
URL/kyotoyurahotel-mgallery.com/ja/
※リブランドに伴い、営業・サービス内容が変更になる可能性があります。

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

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