メロンとチョコレート、それぞれの魅力を味わう新感覚パフェ | Numero TOKYO
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メロンとチョコレート、それぞれの魅力を味わう新感覚パフェ

季節は夏に向けてまっしぐら。初夏の始まりにふさわしい二つのパフェが、品川のストリングスホテル東京インターコンチネンタルに登場しました。手がけたのは、この春エグゼクティブペストリーシェフに就任した長田学さんです。

国産メロンとピスタチオの新感覚ハーモニー

早速パフェをご紹介。運ばれてきた瞬間から、甘い魅惑の香りがしてきます! 夏らしい色合いが美しいこちらは「メローネ MELONE」。その名の通りメロンが主役なのですが、なんとピスタチオを合わせているのです。 トップを飾る赤肉メロンのソルベは、メロンそのものの美味しさを表現すべく自家製にこだわったもの。みずみずしくフレッシュなでとても爽やか。その下にあるのは、濃厚なピスタチオのアイス。こっくりしたナッティな味わいは、ピスタチオ好きにはたまりません。 メロンとピスタチオのどちらもお好きだという長田シェフ。メロンにピスタチオの香りがあっても美味しいのでは、という観点から今回の組み合わせを考案されたそう。ジューシーな果実感とコクのあるピスタチオのコンビネーションは、想像以上にマッチします!

ただ、この2つを美味しく合わせるためにバランスはかなり計算されているそう。下に進むと、2種類のピスタチオペーストを使ったピスタチオクリームや、軽やかなパンナコッタ、角切りメロンが入ったシャンパンとメロン果汁のジュレ、まろやかなマスカルポーネクリームなど、テクスチャーや食感の違いを楽しむパーツが重ねられています。こだわりを感じたのは、クランブル。ホワイトチョコレートでコーディングし、シナモンと塩味をほのかに感じる程度に配合するという、細やかな調整が。このちょっとした風味が、パフェを食べ進める上でアクセントになっています。

別添えのピスタチオクリームをかければ、味変も! このソースがピスタチオらしさはしっかりありながら、さらっとしていてやみつきに。下の層にあるやさしい甘さのカスタードクリームとも好相性です。最後は、メロンのジュレでさっぱりと。ジュレにはエルダーフラワーのシロップを使い、微妙な風味を効かせています。

新発見のメロン×ピスタチオ。今までにない美味しい組み合わせをぜひ体験していただきたいです。

希少なカカオを丸ごと味わうチョコレートパフェ

仏・ロアンヌの有名ショコラティエ、プラリュ(Pralus)での修行経験をお持ちの長田シェフ。チョコレートに関しては専門分野です。そこで登場したのが、このチョコレートパフェ!(背景と同化していますが…)

長田シェフが魅せられた、エクアドル産の希少なアリバ種のカカオをふんだんに使い、その魅力を堪能できます。

上には、60%のアリバ種カカオを使ったチョコレートのジェラートが。脂っぽさがなく、するっと口どけがよく深みがありながら爽やかな酸味も感じられて、とても美味しい! 合わせたのは、ジャスミンのアイスクリーム。華やかな香りの組み合わせが合います。

敷き詰められた70%のアリバ種カカオを使用したクランブルは、細かい粒状になっていてサクサクとした食感が楽しめます。添えてあるのは、ガトーショコラ。ジェラートから焼き菓子まで、さまざまな表情のチョコレートを味わえるのは嬉しいですね。

薄く敷かれたチョコレートクリームの下には、チョコレートのムースとパンナコッタの2種類がたっぷり入っています。ふわふわの軽いムースと、つるっと滑らかなパンナコッタ。食感はもちろん、味わいや印象の違いにチョコレートの奥深さを感じました。

こちらのパフェには、カカオパルプのピューレがセットになっています。カカオパルプとは、カカオの実を包んでいる果肉部分のこと。かけると酸味あるフルーティな味わいが加わって、また新しい世界が広がります。チョコレートになる実の部分だけでなく、通常なら捨てられる素材も取り入れているところに長田シェフのショコラ愛を感じました。

さらに進むと、配分を変えた濃厚なチョコレートのクリームがお目見え。クランブルで食感を挟みつつ、最後は奈良県産ローズのジュレでフローラルな香りに包まれます。チョコレートを軸にしながらも、単調にならない構成はチョコレートを知り尽くした長田シェフならではです。

「牛リブロースのステーキサンドウィッチ トリュフ風味フライドポテト添え」¥3,080
「牛リブロースのステーキサンドウィッチ トリュフ風味フライドポテト添え」¥3,080

そして、パフェの合間に塩気をお忘れなく! ステーキサンドウィッチは本気のステーキを挟んだ大ボリュームで食べ応えたっぷり。トリュフ風味のフライドポテトはもはやパフェのお供の定番メニューとなりました。

メロンとチョコレート、どちらも食べたい!という方にはお得な「デュオ・パフェ」がおすすめ。梅雨シーズンの憂鬱を吹き飛ばす美味しいパフェをお楽しみください!

「ストリングス・パフェ」“チョコレート ORIGIN”、“メローネ MELONE”
期間/2021年5月1日(土)~6月30日(水)
場所/ストリングスホテル東京インターコンチネンタル 26階 カフェ&バー「リュトモス」
住所/東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー
時間/11:30~20:00(L.O. 18:30)
料金/「チョコレート ORIGIN」、「メローネ MELONE」各¥3,080
「デュオ・パフェ」(パフェ2種とドリンクのセット)¥6,050
※すべて税込・15%のサービス料別
予約/公式サイトまたは03-5783-1258(レストラン予約直通)

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

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