アーユルヴェーダに基づいた「ojas table」の五感を満たす食イベントへ | Numero TOKYO
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アーユルヴェーダに基づいた「ojas table」の五感を満たす食イベントへ

アーユルヴェーダに興味はあるものの、なんだか難しそうと思ってなかなか接点を持てずにいました。そんななか、先日マインドフルに味わう食の体験「ojas table(オージャス テーブル)」に参加する機会がありました。

満月のGHEE
満月のGHEE
主催するのは、岡山県真庭市で完全放牧によって育てられているジャージー牛の生乳を使って作られるグラスフェッド・クラフト発酵ギーの「満月のGHEE」。ギーとはアーユルヴェーダではもっとも優れた純粋なオイルとされ、体への消化や吸収が良く、味覚を良くし、栄養素を体に素早く届けるピュアオイルだそうです。
鈴木 惠美子さん
鈴木 惠美子さん
その「満月のGHEE」のディレクターで、アーユルヴェーダ・ライフスタイル・カウンセラーの鈴木 惠美子さんがこの食体験の案内人。アーユルヴェーダ・カウンセリングとトリートメントを主体としたスタジオ「unikuu」を運営するほか、ウェルネスブランド「breathe」を主宰されています。 場所は、中目黒のSTUDIO S。

まずはウェルカムドリンクとして、ライスミルク、デーツ、イチジクを使ったギーのドリンクが振る舞われました。さらっとしたライスミルクと熟したフルーツがとても美味しい! 栄養もたっぷりのビューティドリンク。

今回のメニューは、アーユルヴェーダの3つのドーシャ(体質)に基づいています。事前に生活習慣や性格に関する質問に答え、その人のドーシャに合った食事が提供されるのです。

私はピッタ(火)でした!

続いて、塩レモン生姜のスライスをいただきました。消化を助けると言われ、毎食20分前に食べるのがおすすめだそうです。

白湯もアーユルヴェーダでとても大切。鈴木さんもいつもタンブラーで持ち歩いているそう。食事の合間にちょこちょこ飲むと良いそう。

食事の前に、まずは呼吸法から。指で片鼻を押さえて深くゆっくり呼吸していきます。普段意識していないとつい呼吸が浅くなってしまいがち。ゆっくり呼吸すると気持ちが落ち着いてリラックスできました。

一皿目はビーツのスープ。ビーツには余分な熱を取り除いてくれる効果があるそう。ビーツ、冬瓜、玉ねぎ、そして満月のGHEEが入っています。シンプルな素材なのにお出汁のように旨味があります。

二皿目は柿のクリーム白和え。柿は満月のGHEEでソテーしたもの。火を通すと消化がよくなるそうです。

最後は、冬瓜入りキチャリ。キチャリとはインドでよく食べられているお粥のようなもの。クミン、ターメリック、コリアンダー、などのスパイスがきいています。消化にとてもよく、デトックスにもぴったり。これがとても美味しくて新発見でした!

なんと、11月に自宅で簡単にキチャリを作ることができるキットを販売予定だそう。ムング豆、キチャリスパイスミックス、満月のGHEEがセットになっています。これは初心者でもトライできそう!

アーユルヴェーダ初心者の私ですが、じっくりゆっくり味わう体験を通して、なんだか滋養が体の隅々まで行き渡りリセットされたような気分に。そして驚いたことに、満月のGHEEはクセがなくそのまま食べても美味しい! ご興味ある方はオンラインからぜひチェックしてみてください。

満月のGHEE
www.mangetsunoghee.jp/

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

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