詩ってどんな感じ?Poetry shop POETNIK(ポエトニク) | Numero TOKYO
Culture / Editor's Post

詩ってどんな感じ?
Poetry shop POETNIK(ポエトニク)

新宿ビームス ジャパンの5階、B GALLERYで詩人写真家の辺口芳典さんと、デザイナーの一野篤さんによるプロジェクト「POETNIK(ポエトニク)」の展覧会が開催中です。

週末にふらり、新宿のビームスジャパンへ。

当初の目的は「日光金谷ホテル クラフトグリル」(小山薫堂氏がプロデュースしてビームスジャパンの地下一階に誕生したレストラン。1873年創業の歴史ある日光金谷ホテルの“日本の洋食”が食べられます)の百年カレー(絶品♡)だったわけですが、1階入り口で足湯に並ぶ人たちが賑わうお祭りみたいな雰囲気に誘われて、地下から最上階までゆっくりのんびり満喫してきました。そこでとくに面白かったのが、5階のB GALLERYで開催されている「POETNIK(ポエトニク)」。ヌメロ・トウキョウでも昨年「空前の詩人ブーム到来!」と、ポエムを特集して山口一郎さん(サカナクション)やヒャダインさんにコメントをいただいた号を発売していますが、まだまだじわじわポエムは浸透しているようですね。ここで紹介されている作品は、詩人で写真家の辺口芳典さんと、デザイナーの一野篤さんが今年スタートしたプロジェクトによるもの。言葉を題材にした作品や詩が描かれた日用品が展示販売されています。日本語っておもしろい。

会期は2016年11月23日(水・祝)まで。13日には夏目知幸さん (シャムキャッツ)、POETNIK (辺口芳典さん + 一野篤さん) によるトークショーもあるそうです(詳しくはこちら)。

君の町にも_ジャケット写真_TETRA-1002
君の町にも_ジャケット写真_TETRA-1002

展示の紹介で締めくくろうと思ったのですが、シャムキャッツだ! と反応してしまったので続けます。シャムキャッツは、東京を拠点に活動している4人組のロックバンド。私は遅ればせながら最近その存在を知ったのですが、今年の夏に自主レーベル「TETRA RECORDS」を立ち上げ、8月にシングル「マイガール」をリリース。11月16日(一週間後)には、5曲入りEP『君の町にも雨はふるのかい?』をリリースするという、熱いね! 勢いあるね! な、注目のアーティストです。音だけではなくMVやジャケットのデザインも見どころ。新曲「洗濯物をとりこまなくちゃ」のミュージックビデオも先日公開されたばかり。制作は、サヌキナオヤ&ずっくによるユニット「WHOPPERS」。

EPリリース後は、初の台湾・韓国公演とワンマンツアー2016-2017「君の町にも雨はふるのかい?」を開催するのだとか。国内では千葉からスタートして全国10都市を巡回するツアーが11月26日からスタート。気になる方は、公式サイト「siamesecats.jp」へどうぞ。

Profile

新村有希子Yukiko Shinmura ウェブ・エディター、エディター。服飾専門学校卒業後、『MilK japon』編集部でキッズファッションのスタイル提案とビジュアル製作を経験し2012年より女性誌へ。『Numero TOKYO』ウェブサイトのディレクションと本誌編集に携わる。服や人、本や映画を切り口にした東京カルチャーのトレンドを配信中。野口強の『最近どうよ?』、米原康正の『東京文化人類学』、峰なゆかの『ふんいき美人ちゃん』などの連載を担当。「mame」に恋して6年目。休日の愉しみは古着屋巡り。

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