峰なゆかさんの連載「俺はスニーカー“で”いいんだよ」編
峰なゆか先生による連載「ふんいき美人ちゃん」。「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」7・8月合併号のテーマは「スニーカー」。それはもちろん、こんな新作スニーカーが出ました!みたいな話ではなくて...
今月の「ふんいき美人ちゃん」で峰なゆかさんが描くのは、とっても気軽に女性にやたらと「スニーカーを履けばいいのに」とすすめる男性と、その態度が女性にどう映っているか?という本音。
もし学校の授業などでスニーカー検定というのがあったならば(『Pen』さんが昔こんな記事を作っていましたが)もう少しマシだったのでしょうか。私もとことんスニーカーのセンスがありません。服の好みはわかるのに、自分がどんなスニーカーが好きなのかが分からないレベル。ミリタリーアイテムをほぼ持っていないのに、大人になって、自分のお金で初めて買ったスニーカーは迷彩でした。この靴に罪はありません。着こなせないのになぜ君はこれを選んだのか。自分でも分からないけど、買った日は自信満々で、しかし似合っていない自覚もあって、正解が何だったのかは未だに不明です。
これはその一コマですが、今回も峰さんの学生時代のエピソードや、男性へのツッコミがひとつひとつ最高に面白い(そして毎度、絵がかわいい♡)。ナイキの俊足を履いているガールのイラストも必見です。
ちなみに私はその後、スニーカー好きの女友達と主人の助言の元、ABCマートでコンバース黒のハイカットと、シボネ青山でアディダスのスタンスミスを購入。みんなと違うものも欲しいとわがままを言うとドーバー ストリート マーケット ギンザに誘導され、ナイキ イネバ ウーブン(最初の写真)をゲットしました。
これはハイテクスニーカーで、ボディの編み込みは全て手作業なのだそう。サイドにはスエードのパネルが組み合わさっていて、そのつなぎ目も美しい! 結局実用よりも、職人技に感動して買った事実に満足してしまいましたとさ…という気がしてなりませんが、ドーバー ストリート マーケット ギンザの「NikeLab」にはいつも新しい発見があります。こうやって男性たちは、スニーカーにはまっていくのでしょうか。
とはいえ。今日はたくさん歩くぞ、という日になると「だったらマノロ ブラニクのメリージェーンだね」と思ってしまう気持ち、わかってもらえるでしょうか。そんな女性の想いを具現化してくれる峰さんのセンスに、いつも胸を打たれるのです。