香港の絶景ビクトリアハーバー上に「リージェントホテル香港」がグランドオープン!〈前編〉
2023年11月8日、IHG ホテルズ&リゾーツのラグジュアリー&ライフスタイル ブランドである「リージェント香港」がついにグランドオープンした。ビクトリアハーバー上に佇む街のシンボルとして復活した、歴史あるホテルの新たな幕開けの瞬間を祝うため、オープン前夜のグローバルイベントには、世界中からも多くのゲストが訪れた。そんな至福の時間と体験をNumero TOKYO ファッションエディター岸本佳子が、前編と後編にわたりレポートをお届けする。
生まれ変わった、香港の伝説的なラグジュアリーホテル
『美のコントラスト』をコンセプトに、全館フルリニューアルで生まれ変わったリージェント香港は、ビクトリアハーバー上にある香港で最もホットなエリアに位置しています。K11 MUSEA、アベニュー・オブ・スターズ、アートスクエア、香港美術館など、さまざまなランドマークに囲まれていて、香港の多様な文化や魅力へとアクセスしやすい、まさに絶好のロケーション。
滝のように流れ落ちる風水噴水。九つの龍に守られているかのような、華やかなホテルのエントランス。今回、私は初めての香港でしたが、肌に感じたのが「風水を重んじるスピリチュアルな街」ということ。
香港生まれ Lo Chi Wing によるデザイン
香港生まれのデザイナー盧志榮(Lo Chi Wing)氏は、革新的で時代を超越したデザインで知られる著名な建築家兼デザイナー。自身初のホテルプロジェクトとなる今回、モダンでありながらも控えめなラグジュアリーをリージェントホテル香港に再現したという。
インテリアデザイン、家具、また独自のアートを配置する技術を通して、盧氏は熟練した職人技と崇高な感性を融合させ、時代を超えた美学をつくり出した。盧氏は天然オークや花崗岩などの触覚的な天然素材を優れた匠の手を通すことで、細部までこだわり抜いた芸術へ昇華する手法で知られている。洗練された対比により生まれる静かなリズムと、さまざまな驚きからなる躍動感が盧氏の考える哲学と言える。
静けさと刺激を融合させることで、盧氏はビクトリアハーバーの壮大な景色とは対照的な静かで落ち着きのある空間を作り出した。『リージェント』における体験の中核であり、盧氏のスキームが映し出すもの。それは贅沢で親密なひとときを過ごすように設計された、ホテルの至るところに点在する“Personal Heaven” という「ゲストだけの安らぎの場」。
“Personal Heaven”であるゲストルーム
ここからは、エディター岸本の宿泊体験記をお届けします。リージェント香港には129 室のスイートを含む、計497室のゲストルームが用意されています。
今回、私が2泊3日をお世話になったお部屋をご紹介します。温かみのある天然素材のルームドアが、入室前からフライトの疲れを癒してくれます。
惜しみなく窓側一面を使った絶景がお出迎えしてくれました! 今でもお部屋に入った瞬間の感動を覚えています。お部屋のどの角度からもこの景色を眺めることができる、真のプライスレスな時間が流れていました。
ビクトリアハーバーと香港島を望むドラマチックなスカイラインのフレームビューに囲まれながら、窓際のデイベッドでリラックス。オアシスのようなバスルームで一日のストレスを癒したり、至福の時間。
気持ちのよい絨毯のおかげで、自宅にいるように裸足でリラックスして過ごすことができます。
デザイナー盧氏が打ち出す「静けさと刺激を融合させた、ビクトリアハーバーの壮大な景色とは対照的な静かで落ち着きのある空間」です。『禅』のスピリットも感じられます。
ウェルカムシャンパーニュが私を迎えてくれました。 この景色を見ながら窓際のデイベッドで寝転び、明るい時間からシャンパーニュを飲む…これこそ “Personal Heaven” の極みじゃないですか?
私のフライトスタイルもご紹介。移動日なのでリラックスウェアであることが第一ですが、ラグジュアリーホテルのチェックインではスマートカジュアルでないと。私は黒の「ニットのセットアップ」と真っ白な「AF1」を定番にしています。ルーティンにしておけば、旅準備のストレスもなし。
アートミュージアムのような館内
リージェント香港を楽しむ最大の要素の中にアート鑑賞があります。
エントランスに飾られているダイナミックなものから、さまざまなエリアに散りばめられたデジタル作品、そしてアートピースなファーニチャーなど、一流の品々が惜しみなくそこらじゅうに飾られています。訪れた人だけが触れることができる体験の場として、ゲストや香港に暮らす最先端の人たちにとって、ライフスタイルシーンの一部となり、コミュニティ発信地としても盛り上がっていくのだろうなぁ…と感じました。香港に暮らすことがうらやましくなりました。
この景色が何よりもアートですよね! 空に龍神さまを感じることができました!
リージェント エクスペリエンス エージェントの存在
実は、ホテルに到着し最初に案内されたのが「Regent Club」というラウンジでした。ヴィクトリアハーバーを目の前にした特別な空間で、アフタヌーンティーやカクテルを満喫できます。
この「Regent Club」には『リージェント エクスペリエンス エージェント』というスタッフがいて、ゲストの到着前から出発までの体験すべてがスムーズで特別になるよう、ゲストそれぞれに合わせたきめ細かなサービスを提供してくれます。今回の滞在中も日本人の『リージェント エクスペリエンス エージェント』のサポートのおかげで、3日間を快適に過ごすことができました。
また、リージェントを代表するサービスとして「With Compliments」というものがあります。お部屋にあるミニバーのドリンクやランドリーサービスなどがすべて無料で利用できるんですよ!ご存知でしたか?(With Compliments は世界中のリージェントホテルズ&リゾーツのブランドの証)
「Regent Club」ラウンジではセルフサービスでお好きなものをいただけます。本格的な飲茶からアフタヌーンティ的なメニューまで豊富なラインアップがあります。そういえばスパークリング紅茶がとても美味しくって、フライトの疲れが癒されました。
美食の宝庫、リージェント香港
フーディにとってもここはサンクチュアリ。ホテル内には世界的にも評価の高い 6 つのダイニングシーンが用意されていて、ただ優れた料理を提供するのではなく、才能溢れる新進気鋭の料理人と地元の食材、そして文化的な出会いを融合させた独自の体験を提供してくれます。
1日目の夜に「The Steak House」にて開催されたグローバルメディアディナーでは、最高級の牛肉とワインを堪能しました。各テーブルのメディアの方々のドレスアップがとても華やかで印象的でした。
ここ「The Steak House」では、高級食材たちがかなりの贅沢なボリュームでサーブされます。私がいただいたコースも、メインのステーキが出てくるまでに、キャビアの前菜やロブスターのスープなどなど、とにかく贅沢三昧なディッシュのオンパレード。最後のデザートに至るまで驚きと感動が続きました。
この他にも、世界中のフーディたちが愛してやまない日本料理「NOBU」や、ミシュラン 2 つ星に輝く広東料理レストラン「麗晶軒」など、さまざまなスタイルの食をホテル内で堪能できます。香港はお肉もシーフードも、とにかく美味しいんです!
12月にオープン予定のサロン&バーがありました。特別に一足お先に内覧させていただいたのですが、内装から装飾品まで、すべてにおいて『ゴージャス』な存在感を放っていました。どんなカクテルのオーダーにも対応できるほど、貴重なお酒が揃っているようです。
ジェントルマンが集うサロン(シガールームも完備)ということで、マスキュリンなムードが漂うスタイリッシュな空間です。どのお部屋も色使いやマテリアルの組み合わせなど、個性的なセンスがディテールに注がれています。
ハーバービューを眺めながらの朝食
ホテル滞在において、1日最初の喜びといえば朝食。美食の街、香港の朝にかかせない多様な朝食メニューが「Harbourside」ではブッフェでいただけます。
中華、和食、インド、イングリッシュ、コンチネンタル、などなど。全ジャンル対応してます。
私は連日で、シェフおすすめのシーフードのコンジー(お粥)とヌードル(米粉)を食べました。前日にシャンパーニュ三昧した私の胃には、この優しいメニューが大正解。
前半レポートの最後に……
まだまだ語るところがたくさんあるリージェント香港滞在記。後半では豪華なガラディナーや、桁違いなエンターテイメント溢れるパーティなど、、グローバルな社交シーンをレポートしたいと思います。
世界中から訪れてくるすべてのゲストへ、最高のサービスを保証してくれる、最先端であって唯一無二のホテル、それが香港ホテル界のレジェンドである『リージェント香港』なのです。
後編に続く……
リージェント香港
https://hongkong.regenthotels.com