こじはるが劇場にたった2005年という時代の意味 | Numero TOKYO - Part 3
Culture / Yonethropology

こじはるが劇場にたった2005年という時代の意味

世界中で活躍するクリエイター米原康正の連載「ポップな東京文化人類学」。今回は4月20日にAKB48を卒業した小嶋陽菜をフィーチャー。「こじまつり」に駆けつけた卒業生たちと“こじはる”の記念2ショットとともに、米原康正が読み解く、AKB48という存在。

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“ゆうこ”こと大島優子 僕とAKB48の関係はAKB48がメジャーデビューしたとこで終わったけど、ずっとAKB48の存在から目をはなすことはなかった。 なぜなら、AKB48の存在はマイノリティがマイノリティのシステムのまま大きくなることができるって証明してくれたからだ。
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“ともちん”こと板野友美 この長いAKB48の成功は、秋元さんという類稀なる天才が、「マイノリティであることでしかメジャーになることはできない」という今につながる時代の空気感を嗅ぎ分けた結果である。ただし、そのあり方がメジャーになった瞬間にそのブームは終わるという時代の歴史を教訓に、さまざまなマイノリティな方法論を出し続けた結果である、と分析している。 2005年から12年。まだまだAKB48的方法論は変化し続ける。
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“マリコ様”こと篠田麻里子

こじはるの卒業記念スペシャルムービーはこちら

Photos & Text:Yasumasa Yonehara
Edit:Masumi Sasaki

Profile

米原康正(Yasumasa Yonehara)編集者、クリエイティブディレクター、フォトグラファー、DJ。世界で唯一チェキをメイン機材とするアーティストとして、雑誌、CD ジャケット、ファッションカタログ等で幅広く活躍。中華圏での人気が高く、中国版 Twitter である「新浪微博(weibo)」でも膨大な数のフォロワーを有し、シューティングと DJ をセットにしたイベントでアジアを賑わせている。世界のストリート・シーンで注目される、ジャパニーズ・カルチャーを作品だけでなく自身の言葉で語れる日本人アーティストの一人。

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