Food / Usagi Recipe

usagi bon ごはん vol.82 春菊の擬似卵焼き

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載。第82回は、春菊の擬似卵焼き。

春菊の擬似卵焼き

春菊の他、バジルや木の芽、ネギなど色々と応用が効くので、アレンジして楽しんでみてください。

【材料】 4人分
木綿豆腐 1丁
卵 2個
春菊 60g
太白胡麻油 少々
精製していない塩 2g

【作り方】
1. 春菊と太白胡麻油をミルサーにかけてピューレにする。なければ、細かく刻んでもよい。
2. 木綿豆腐は鍋にお湯を沸かし10分ほど茹でてザルにあげる。
3. 2の豆腐、卵、塩をフードカッターにかける。
4. 3を型に流して中火で約12分蒸し、型から出して水気をふき取る。
5. フライパンで両面を中火で焼色をつける。
6. 食べやすい大きさに切って盛り付ける。

想像力と愛情のファンタジー

世界中でベジタリアン、ヴィーガンが浸透してすっかりポピュラーになって来た。ヨーロッパでは既に15年以上前から、田舎町に行っても、オーガニックスーパーが普通に見つかるようになっているし、そして美味しいものがそこには沢山。

パリなどの都市では、大きなスーパーマーケットのある辺りには、必ずと言って良いほどオーガニックスーパーマーケットが見つかるし、既に普通のスーパーマーケットにもますますオーガニックの棚が充実し、野菜、肉、魚、ヨーグルトなどの生鮮食料品からシリアルやお菓子、粉類、パスタ、蕎麦やうどんなどの乾物や、勿論ハーブ、塩などのほか味噌や醤油など調味料に至るまで何でも揃う。

最近のお気に入りは友人が始めたヴィーガン弁当屋。先日は山芋の擦ったものと豆腐で作った鰻の蒲焼きもどきだった。皮も海苔を使ってすっかり擬似していた。本物の鰻じゃないけど、そこには驚きもユーモアも合ってワクワクする。

昔USAGI PARISをやっていた時も精進料理メニューとして色々擬似を作って喜んでもらえた。想像力と愛情が合わさって擬似はより素晴らしいものになっていく。劇場の書き割りも照明も本物じゃないセットだけれど、そこにファンタジーがあって観る人の心を鷲掴みにする。それこそ擬似の代表選手だ。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。2021年4月11日まで、ベルギーのELEVEN STEENSギャラリーにて展覧会を開催中。www.elevensteens.com (Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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