usagi bon ごはん recipe.58 白身魚のすり身焼き | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん recipe.58 白身魚のすり身焼き

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載。第58回は、白身魚のすり身焼き 。

白身魚のすり身焼き

柔らかいすり身にしたい時は卵の白身を泡立てて使うと、ふんわりとしたすり身焼きになります。

【材料】 4人分
白身魚 300gくらい
卵 1個
パン粉 15g
精製していない塩 小さじ1
胡椒 少々
醤油 
山葵
レモン汁
マスタード

【作り方】
1. 白身魚は骨と皮を取りフードプロセッサーですり身にする。
2. 1に塩、胡椒、卵、パン粉を入れよく混ぜ合わせる。
3. 2を小判形にし、テフロンパンで両面に薄い焼き色がつくように中火で焼く。
4. お好みで塩、山葵、レモン汁、マスタード醤油などを用意する。

国籍不明

本物が好きってことは基本にあるけど、そうでないものでも素晴らしい物も沢山あって、その良さも解ってるつもりだ。劇場のデコレーションなんかは顕著な例で、舞台上が中世ローマになってみたり、50年代のNYダウンタウンだったり、歌舞伎の書き割りも大好きなものの一つ、この騙し絵は我々に夢を見せてくれる。食べられない美しい花だって和菓子の練り切りでは嘘で本物の美味しいお菓子を堪能出来る有り難さ!

すり身は世界中に存在する。口当たりが良く食べやすいから? 何か混ぜてボリューム出せて経済的だから? 色んな型にも作れるし骨だってないから子供にもウケるから? 色んな理由が加わって、そしてやっぱり美味しいからだ。味付けによってどんな国の料理にも変身自在。そして国も年齢も超えてめちゃくちゃインターナショナルな人気者なのだ。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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