usagi bon ごはん vol.174 胡桃餅 | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.174 胡桃餅

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第174回は、胡桃餅。

胡桃餅

胡桃以外にも黒ゴマやお好みの木の実でアレンジも楽しめます。

【材料】4人分
餅 180g
胡桃 50g
水 130g
きび砂糖 100g
醤油 大さじ1/2
味噌 小さじ1
片栗粉 適量

【作り方】
1. バットにクッキングシートをひき、片栗粉をふっておく。
2. 餅は1cmくらいの大きさに切り、胡桃は炒って香りをだして刻んでおく。
3. テフロンパンにきび砂糖を入れ中火で溶かしカラメル状になったところで少しずつ水を入れ、醤油、味噌を溶かし混ぜる。
4. 3に2の切った餅を入れ、餅が柔らかくなってきたら火を止めしっかりと練り混ぜて、だまがなくなったら、刻んだ胡桃を混ぜ合わせる。
5. 1に4を広げて、上から片栗粉をまぶして、ラップをして、均等に伸ばして粗熱をとる。
6. 5を切り分けて、片栗粉をまぶしておく。

これまた残り物活用のおやつ

今平シェフに作って貰ってこうした美味しい料理が次々と出来上がるのは毎回嬉しいこと。特にこうしたお正月の残り物のお餅を使ったものは大好物なアイデア。

僕個人的にも料理は工夫とひらめき、だから余り物や冷蔵庫にあるもので何か作る、サバイバル的なチャレンジは日常的に実践しているし当たり前のこと。

今では、パリに居ても随分手軽に日本の料理素材や薬味を見つけられる様になってはいる。でも身近にある物で作ることが好きなので、個人的にはそういう日本専門店には行く事は殆どない。

お餅は、塩っぱい味も甘い味もどっちも魅力的。腹持ちもいいから、ちょっと小腹が空いた時などのおやつにも最高。こんな胡桃餅は、優しい上品な味で、老舗の⚪︎⚪︎菓子と言ってもわからないくらいの逸品が完成。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケ Shinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎 Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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