usagi bon ごはん vol.168 舞茸胡麻ソテー | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.168 舞茸胡麻ソテー

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第168回は、舞茸胡麻ソテー。

舞茸胡麻ソテー

お粥やピラフ、卵とじ、お蕎麦など、いろいろなお料理に活用してください。

【材料】2人分
舞茸 100g
小松菜 50g
人参 30g
炒り胡麻 少量
精製していない塩 少々
太白胡麻油 小さじ1

【作り方】
1. 舞茸は長く裂き、人参は薄い短冊切り、小松菜は食べやすい大きさに切っておく。
2. フライパンに油は引かず舞茸を入れ、フライ返しなどで押し当てながら強火で焼き、きつね色になったら裏返し同様に焼く。
3. 2に小松菜、人参を入れ一緒に炒め合わせる。
4. ボウルに3を入れ、太白胡麻油を入れ、よく混ぜ合わせてから、塩で味を整える。
5. お皿に盛り、上から入り胡麻をふる。

奥山の出会い

この時期になるとパリのマルシェは、定番の野菜や果物も、夏からいよいよ秋のものに変わっていくのが顕著に見てとれる。日本はもっとマニアックかも知れないけれど、フランスもやっぱり食いしん坊な国。

友人達にも食べ物に貪欲なのが多く、そんな仲間達と、さてそろそろセップ茸、それともジロール茸? 美味しい旬のきのこ話でもりあがり、きのこ食事会を計画する事になったり。

天然のものはその生息も面白い。きのこは絵を描く人間としては、味は勿論のこと、その形状や自然に生えている「佇まい」自体が好きなのだ。舞茸の天然は中々そこら辺には生息していない。ブナ科の、先ずは山奥のミズナラの大木を探す必要がある。そして、もしや「ビンゴ!」と樹根に発生している舞茸を見つけられたら超ラッキーというわけ。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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