usagi bon ごはん vol.159 イカの鮭フレーク合わせ | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.159 イカの鮭フレーク合わせ

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第159回は、イカの鮭フレーク合わせ。

イカの鮭フレーク合わせ

イカの代わりにお好みのお刺身でアレンジしたり、海苔や紫蘇などを合わせても美味しいです。

【材料】4人分

イカ 1杯
時鮭 2切れ
日本酒 50ml
水 30ml
精製していない塩 少々
太白ゴマ油 少量

【作り方】
1. イカは開いて皮をむき、細切りにし、日本酒(別分量)をふって塩をしておく。鮭は皮をひいておく。
2. テフロンパンに鮭を入れ、日本酒、水を入れて煮る。
3. 2の鮭に火が通ったら、崩しながら炒り煮にし、塩で味を整え、水分が飛んだら太白ゴマ油を回しかける。
4. 1の細切りにしたイカと3を和える。

組み合わせの妙

魚の食べ方は色々。特に骨付きの一匹が出て来ると、「美味しそう」と思うと同時に「う〜ん、難しそう」という気持ちが湧き上がる。綺麗に食べるのは中々困難な問題だ。子供の頃から、魚を上手に食べると褒められたり、大人になっても上手に食べる人は感心されたりする事もしばしば。

昔ながらのレストランで、ヒラメなんかを客の目前で、決して魚自体はひっくり返さず綺麗に骨を取って取り分ける熟練のギャルソンに目が釘付けになるのは、今も変わらない素晴らしいエンターテイメント。

話はそれたかもだけれど、皮や骨周りに付いた身を綺麗に刮げて、もう一品。勿論少しメインパーツの身も加えて、イカや刺身にあえてみる。美味しいに決まってるのだ、そんな組み合わせ。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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