usagi bon ごはん vol.147 手羽中のポワロー蒸し | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.147 手羽中のポワロー蒸し

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第147回は、手羽中のポワロー蒸し。

手羽中のポワロー蒸し

ポン酢やラー油をかけたり、鶏肉を豚肉や白身魚に変えたり旬の食材でアレンジを楽しんでください。

【材料】2人分
手羽中 6本
ポワロー 1/2本
日本酒 少々
精製していない塩 少々
黒胡椒 少々

【作り方】
1. ポワローは千切りにし、手羽中は、塩をして5分ほどおいておく。
2. 鍋にお湯を沸かし、1の手羽中をさっと茹でる。
3. バットに2の手羽中を入れ、日本酒をふり、黒胡椒をかけ、1のポワローをたっぷりかける。
4. 蒸し器に3のバットを入れ25分くらい蒸す。
5. 4の手羽中をお皿に盛り、上にポワローを乗せる。

美味しい季節の甘み

通年市場に出回っているポピュラーなネギ。

その中でも、ヨーロッパではとてもポピュラーなポワローは、指3本、4本時にはそれ以上の太いものも見られる。白いところを基本食べるけど、僕自身は究極に青いところも色んな工夫で全部食べる派だ。

美味しいのは寒くなってくる丁度今頃。晩秋、初冬からどんどん甘みが増してくる。基本的に日本の青ネギや長ネギより辛味や苦味が少くなくまろやかで、これなら精進料理でも許されるのでは?と思ってしまう程…。

そんな美味しい季節の野菜はいつも大好物。そして、自称アスレチックアーティスト(笑)としては、鶏肉のタンパク質は日常的に大切な栄養源。今回のレシピで登場の手羽中は、良く動く部分なので適度にしまった肉質で美味しいし、形的にも調理しやすく便利な部位。

さて、タンパク質摂取も出来たので、ジムに出掛けるとしよう。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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