usagi bon ごはん vol.146 豆乳クラムチャウダー | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.146 豆乳クラムチャウダー

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第146回は、豆乳クラムチャウダー。

豆乳クラムチャウダー

あさりを牡蠣に変えたり、カレー粉を加えて味の変化や、塩の代わりに味噌を使ったりとアレンジを楽しんでください。

【材料】4人分
あさり 12個
たまねぎ 50g
にんじん 25g
長ネギ 30g
にんにく 5g
精進出汁 600ml ※レシピはこちらを参照
豆乳 400ml
水 100ml
酒 50ml
精製していない塩 適量
白ゴマ 少々
一味 少々

【作り方】
1. あさりは砂抜きをし、貝をこするように洗っておく。
2. たまねぎ、にんじん、長ネギは1cmくらいの大きさに切っておく。にんにくはみじん切りにしておく。
3. フライパンに1のあさりを入れて、酒50ml、水100mlを入れて蓋をして沸かし、あさりの口が開いたらフライパンから出しておく。
4. 3のフライパンに精進出汁を入れ、2の野菜も全ていれ野菜に火が通るまで煮込む。
5. 4に3のあさり、豆乳を入れ、塩で味を整える。
6. お皿に盛り付けたら、上から白ゴマ、お好みで一味をふる。

生成色のマジック

冬になると、ザックリした厚手のセーターそれも、決してカシミヤではなくあくまでもウールの、どこか無骨で温かみのあるそんな雰囲気が好きだ。だけど実は厚着嫌い。セーターは、好きで買ってしまうので持ってはいるが余り着ないというおかしな習性。

イギリスへの憧れでチルデンセーターやアーガイル柄のカントリー風スタイルも好きなもの。寒いロッジのテラスで、ふうふう言いながら熱いそれもセーターと同じ生成色のクラムチャウダーを食すなんて、美味しくてイカしている。

クラムチャウダーというと何となくアメリカ的だけど、元はフランスのChaudrēe de palourdes。フランスではアサリ使用するのが名前からもわかる。日本のはオリジナルに近いレシピなのかもしれない。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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