usagi bon ごはん vol.145 胡桃味噌焼きおにぎり | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.145 胡桃味噌焼きおにぎり

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第145回は、胡桃味噌焼きおにぎり。

胡桃味噌焼きおにぎり

余った味噌は、食材を選ばないので、お好きな食材に合わせて楽しんでください。

【材料】2人分
ご飯 300g
ベルギーエシャロット 100g
味噌 60g
メープルシロップ 60g
胡桃 30g
水 90ml
太白胡麻油 少々
ネギ 少々
白ゴマ 少々

【作り方】
1. ご飯を丸いおにぎりにして、置いておく。
2. ベルギーエシャロットは、皮を剥き、薄切りにしておく。胡桃は空炒りしてから、冷まし、ミルにかけてパウダーにしておく。
3. フライパンに太白胡麻油を少々入れ、エシャロットの剥いた皮を香ばしく香りが出るまで炒め、水を入れてひと煮立ちしたら、ザルでこしておく。
4. フライパンに2のエシャロットの薄切りを炒めて、胡桃パウダー、エシャロットの皮出汁、味噌、メープルシロップを入れて弱火で汁気を飛ばしながら練り上げる。
5. フライパンにクッキングシートをひいて1のおにぎりの両面を焼く。
6. 5の表面に4のエシャロット味噌をぬり、白ゴマを振ってから味噌を下にして、少し焼き色が付くまで焼く。
7. お皿に盛り、ネギを乗せる。

美味で美容と健康にも100点

胡桃という漢字を見ると、なんだか耽美派文学を思い出してしまう。その二文字だけで何処となくヨーロッパ的な、しかしあくまでも日本の小説の一文に見つけられる様な言葉で「胡桃の森が続いてその向こうに湖が…」なんて。

胡桃には、人間が体内では作る事が出来ない必須脂肪酸。オメガ3のα-リノレン酸がナッツ類の中でも唯一含まれている。紀元前7000年から摂取されてきた歴史ある種実類。ポリフェノールも豊富に含んでいて抗酸化力も高いまさしくスーパーフード。

僕は毎朝、豆乳ヨーグルトにその日のフレッシュフルーツ、オートミール、そして、胡桃や麻などのミキサーで砕いたものをガーっと混ぜて食べている。勿論味も気に入っているし、健康管理も万全というわけ。

そんな胡桃を使った味噌は本当に万能。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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