usagi bon ごはん vol.132 カレー風味野菜の甘酢合わせ | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.132 カレー風味野菜の甘酢合わせ

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第132回は、カレー風味野菜の甘酢合わせ。

カレー風味野菜の甘酢合わせ

タルタルソースを合わせたり、シソや茗荷などの薬味を合わせたり、野菜だけではなく、肉や魚にも使えるので、その時は片栗粉を小麦粉に変えてください。

【材料】 2人分
小松菜 100g
じゃがいも 100g
人参 60g
アスパラ 2本
原木椎茸(お好きなきのこでも可) 2枚
生姜 少々
あればクレソンやトレビスなど
片栗粉 10g
カレー粉 10g
太白胡麻油 適量
醤油 54ml
日本酒 54ml
アガベシロップ 54ml
酢 少々

【作り方】
1. じゃがいも、アスパラは皮を剥き人参も食べやすい大きさに切っておく。
2. 1のじゃがいも、人参を下茹でしておく。
3. 片栗粉とカレー粉を混ぜ合わせ、全ての野菜にまぶしておく。
4. フライパンに太白胡麻油を入れ、3の野菜の両面を中火で香ばしく焼き上げたら、取り出しておく。
5. 4のフライパンの中の油をキッチンペーパーできれいに拭き取り、醤油、日本酒、アガベシロップを入れ中火で濃度をつけたら、酢少々を入れ味をしめる。
6. お皿に4の野菜を盛り、5のたれをかけ、すりおろした生姜を添える。

粉マジック


女性は、メイキャップでパウダーを使うらしい。いや、今更「女性は」なんて言ってたら、男女共にメイクする時代になっているから、すっかり昭和だと言われてしまいそうなので、気をつけなけければ……。

韓流アイドルから始まり、ユニセックスなファッションやメイキャップを楽しむ若者が増えて、snsに自由にupされる動画を目の当たりにして、それはもはや当たり前の事となっている。それも断然アジアンが世界の先導を切ってそんな流行を作っているのは、見ていても楽しく新しい時代の移り変わりを実感している。

昔から野菜だけでなく肉や魚にもソテーする時、軽く粉をはたくのは美味しさをグッと閉じ込めるためのクラシックなテクニック。時にはその表面をカリッとさせたり、逆にしっとりさせるためだったり、または粉をふかせたり。独特な食感が生まれるのは興味深い。そしてカレーが加わり格別の美味しさの完成。お酒のお供に、ご飯のおかずに、どちらにもピッタリな一品だ。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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