usagi bon ごはん vol.118 林檎のラザニアもどき | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.118 林檎のラザニアもどき

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第118回は、林檎のラザニアもどき。

林檎のラザニアもどき

冷蔵庫で冷やしてもりんごがシャクシャクしていて美味しいです。冷凍も出来ますので、りんごが余った時は活用してみてください。

【材料】 4人分
りんご 1個
食パン 2枚
ミートソース(缶詰でも可) 400g (※レシピはこちらを参照)
粉チーズ 40g

【作り方】
1. 食パンは食べやすい大きさに切る。
2. りんごは半分に割り、芯をくり抜き、包丁で2〜3mmくらいの厚さにスライスする。
3. 耐熱皿に1のパンを敷き詰め、2のりんごをのせて、ミートソースを一面にのばしかける。
4. 3にりんごをのせ、ミートソースをかける。これを繰り返して耐熱皿の上まで重ねたら、上からぎゅっと押す。
5. 4の上から粉チーズをかけて240℃オーブンで7分くらい焼き色が付くまで焼く。

美味しいもどき

ラザニアは子供にも大人にも世界的にポピュラーな人気メニュー。元々イタリアのナポリで13世紀頃始まり、イタリアを飛び越してアメリカンなレシピにまでなっている。その理由には、イタリアでは平らなパスタを使うのがポピュラーだったのを、アメリカではナミナミ型のパスタも独自に使うようになったという事があるらしいからだ。ラザニアとは、元々は平パスタの事なのだ。

ミートソースとホワイトソース、パスタとチーズ。そんな組み合わせは、変化はしつつも数百年経った今も続く凄い鉄板の味の組み合わせだと言う事だ。フランスでも勿論ポピュラーで、家庭でもよく作られるお母さんの味。少なくなったけど、昔ながらの惣菜屋でも必ず見つかる一品。美味しいけど、実は中々ヘビーにグッと来る一品。

USAGIなら⁉︎ 林檎を入れて軽くさっぱり。酸味と甘さがミートソースの塩っぱさとミックスされて絶妙。元々僕は、フルーツの酸味が好きで料理に混ぜるのが気に入っている。

シェフがつくってくれるこんなパスタの入ってない、擬ラザニアは、やみつきな味。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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