usagi bon ごはん vol.117 茎ブロッコリーのガリ | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.117 茎ブロッコリーのガリ

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第117回は、茎ブロッコリーのガリ。

茎ブロッコリーのガリ

茎ブロッコリーの他にも、人参や、キュウリ、パプリカなど季節のお野菜で応用ができます。海苔で巻けばビーガン手巻き寿司や、チャーハン、パスタなど幅広く使えます。

【材料】 2人分
スティックセニョール 4本
酢 54ml
アガベシロップ 30g
精製していない塩 ふたつまみ
生姜 20g
白胡麻 少々

【作り方】
1. 茎ブロッコリーは水で洗い、皮を剥く。
2. 房は切り落とし、茎は食感が残るように乱切りにして、ボウルに入れておく。
3. 2に塩を入れ軽く揉んで2分ほどおく。
4. 3にアガベシロップと酢を入れて、すりおろし生姜汁も入れる。
5. 4の汁気を切り、器に盛り、白胡麻をふる。

美味しく酢で浄化

台風がやって来て夏の終わりを感じる季節。年々酷くなる猛暑で身体はいつのまにか疲労している。夏にさっぱりしたものを食べたいのは当然なのだが、まだまだスッキリ身体を整える為に浄化したい気分でもある。

酢の健康効果は食後血糖値の上昇抑制、体脂肪・内臓脂肪の減少、血圧低下作用、疲労回復などが確かに実証されているらしい。

一般にガリは、寿司のお供だ。さっぱりとした辛味と甘酸っぱい味で生魚を食べた後に口直しに食べると臭みが消えより美味しく寿司が楽しめる。加えて、殺菌や抗菌の効力も昔からの知恵。ちょっとおかしなその名前の由来は、単純に噛む時の音から来ているとか……。

最近良く見かける茎ブロッコリー。ブロッコリー自体はアスリートも意識して摂取する程のスーパーベジタブル。それをガリにしちゃって、秋突入の為に体調調節を図りたい。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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