usagi bon ごはん vol.112 ベジミネストローネ | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.112 ベジミネストローネ

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第112回は、ベジミネストローネ。

ベジミネストローネ

精進出汁の代わりに豆乳を加えても美味しいです。冷蔵庫の中に余っている野菜などで是非活用してみてください。

【材料】 2人分
じゃがいも 1個
茄子 1本
軟白ネギ 少々
ミニトマト4個
小松菜 1株
人参 1/4本
トマトジュース 150ml
精進出汁(なければ水でも良い) 300ml ※※レシピはこちらを参照
白味噌 30gくらい

【作り方】
1. 人参はいちょう切りにし、じゃがいもは芽を取り除き1.5cmくらいのいちょう切りにする。
2. 茄子は食べやすい大きさにし、軟白ネギは斜めに切り、小松菜は4等分に切る。
3. 鍋にトマトジュースと精進出汁(または水)を入れ、じゃがいも、にんじん、軟白ネギ、ミニトマトを加えて煮る。
4. じゃがいもに、火が通ったら小松菜を加え、最後に味噌で味を整える。

夏野菜のパワー凝縮

一年中好きなもの。元気でもちょっと疲れ気味でもいつでも食べられるもの、それはスープ。日本では朝から味噌汁というのがクラシックな和食の一品。ヨーロッパでは、ディナーのスターターに良く登場する。家庭では、簡単にスープだけで夕食はおしまいということも多いヨーロッパ。

実は外食も多いので、僕も自宅では殆ど夜はスープのバリエーションだけで終わりにすることが多いのは、美味しいのは勿論、消化にも良いので夕食に適していると思うからだ。

ミネストローネは、基本イタリアの家庭料理の素朴な野菜スープ。ベーコンを玉ねぎとオリーブオイルで炒めてコクを出して出汁のように作るのが一般的だが、今回はベジだけ。ご飯を加えてリゾットにするのも良い。夏野菜は味が濃くそれだけで美味しいスープが出来上がる。トマトジュース自体も好きなので、これは、朝必ず飲むもの。料理に加えると簡単に味に深みが出るし、魚や肉をソテーしてトマトジュースを最後に加えて煮立てるだけで違う一品に変身してしまう便利もの。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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