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recipe.31 ハムとチーズのガレット

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載。

ハムとチーズのガレット

カリッとモチっとした食感に、シンプルにグリュイエールチーズとシャンピニオンのみのグルテンフリーのガレット。休日の家族、友人とのランチにおすすめ。

【材料】
<生地約30枚分> 残った生地は焼いて冷凍しておく。
米粉 50g
蕎麦粉 150g
卵 1個
オリーブオイル 30ml
水 400ml
ビール(なければ牛乳でも可) 130ml 
point ビールを使うと気泡が入り、生地に空洞ができてよりサクっとした感じに仕上がる
塩 ふたつまみ

<1人前>
ロースハム 30g
グリュイエールチーズ(なければ、とろけるチーズでも可) 40g
シャンピニオン 1個
ベビーリーフ 適量(お好みで)
ブラックペッパー 少々
塩 少々

【作り方】
<生地を作る>
1. ボウルに蕎麦粉と米粉を合わせてふるいにかける。
2. ①に水1/3を少しずつ混ぜながら入れ、ダマにならないように残りの水を入れて混ぜ合わせる。
3. 全卵をよく溶きほぐしてから②に入れる。
4. ③に残りの材料を全て入れ、しっかり混ぜ合わせる。
5. 冷蔵庫で約1日生地を寝かせる。

<ガレットを作る>
6.シャンピニオンを薄くスライスする。
7.テフロンフライパン(18~20cm)を中火にかけ、中央に生地100mlを流し、フライパンを回しながら全体に広げていく。
8.表面が乾いてきたら、チーズ、その上にシャンピニオンを乗せる。
9.チーズが溶けてきたら包み込むように四方を折りたたむ。
10.⑨を皿に盛り、ハム、ベビーリーフを添えて、オリーブオイル(別分量)をひと回しかけ、ベビーリーフにブラックペッパーとひと塩ふる。

クラシックな味って良いね!

ナポレオンの聖地コルシカ島は、フランス国の南に位置する島。道路標識は、フランス語とコルシカ語の両方が一体になっている。フランス語の方は、どれも落書きされたり、スプレーで消されてたり、時には銃弾の跡なんかもあってなかなか生々しい。いつまでも、別の国という意識で、独立したいと思っているコルシカ人も少なくないようだ。

ノルマンディーとボルドーに挟まれたブルターニュ地方は、貧しい地域からパリに出てきた「根気強い頑張り屋さん」。一方では「強情」とも言われ、ブルトン(ブルターニュ地方の民族)は独立心、地元愛が強い人達だ。

1905年に始まったバンデシネ(ヨーロッパ版の漫画)『ベカシンヌ(Bécassine)』は、ブルターニュからパリにお手伝いとして出て来た女の子の話。木靴をはいて、緑のワンピースに白いエプロン、独特な帽子姿。

そんなブルターニュの名物と言えば、蕎麦粉のガレット。パリのモンパルナス駅周辺には、ブルターニュから出てきたブルトンが始めた専門店が多い。クレープは小麦粉で作るデザートで、ガレットはいわゆるメインコース。シンプルなグリュイエールチーズとハムをはじめ、きのこ、クリーム入りなど、バリエーションもフランスのB級グルメの代表格。日本のお好み焼き的な存在なのだろう。

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Art Work&Text:Shinsuke Kawahara
Photo&Food Direction:Shintaro Imahira
Edit:Masumi Sasaki

Profile

河原シンスケ(Shinsuke Kawahara) 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo:Keiichi Nitta)
今平慎太郎(Shintaro Imahira) 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。(Photo:Ayako Masunaga)

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