陸・海・空で360°ハワイ島を満喫! | Numero TOKYO
Life / Feature

陸・海・空で360°ハワイ島を満喫!

「フォーシーズンズリゾート フアラライ アット ヒストリック カウプレフ」にステイして、自然豊かなハワイ島を満喫!

hawaii_01
hawaii_01
「ビッグアイランド」と呼ばれ、手つかずの自然や活火山をもつ唯一無二の島、ハワイ島。ハワイアン航空を利用すれば羽田から直行便で行けるようになり、グッと身近になりました。今回は「フォーシーズンズリゾート フアラライ アット ヒストリック カウプレフ」に宿泊し、さまざまなオプショナルツアーを体験。オアフやマウイとは全く違う、ハワイ島だけの特別な楽しみ方を陸・海・空に分けてご紹介します! 南国植物に彩られた 大人のためのリゾートホテル 羽田からの直行便で約8時間。ハワイ島の西側の玄関口、コナ国際空港に到着。そこからはホテルの迎えの車で約10分。あっという間にフォーシーズンズリゾートに着きました。ウェルカム・フラワーレイとドリンクで迎えてくれたスタッフの皆さんのはじける笑顔に旅の疲れも吹き飛びます。
hawaii_02
hawaii_02
hawaii_03
hawaii_03

広大な敷地はまさに、“手入れの行き届いたジャングル”。南国の花々が咲き乱れ、散歩するだけでもリラックス度満点。2階建てのバンガロースタイルの部屋が全243室点在しています。大人だけが入れるプール(改装中。2017年11月オープン予定)など7つのプールのほか、レストランやラウンジが計5つ、スパやフィットネスジムに8面のテニスコート、ゴルフ場などが揃い、ホテルから一歩も出なくても充実したホテルライフが楽しめます。

IMG_7772
IMG_7772

写真は「オーシャンビュールーム」(59㎡)。キングサイズのふかふかベッドに大きな壁掛けTV、フルサイズのバスタブなど、部屋から出たくなくなるような快適空間(ちなみに、シャンプーやリンスなどのアメニティグッズは「ロクシタン(L’occitane)」でした)。

hawaii_04
hawaii_04

バルコニーからのプールや海の景色も最高です。ホテルが素晴らしいので外出したくなくなりますが、今回はハワイ島を陸・海・空で楽しむのがテーマ。レストランで腹ごしらえしてから、早速「陸」からアプローチする、素晴らしいオプショナルツアーをご紹介します。

hawaii_05
hawaii_05

ビーチサイドのレストラン「’ULU OCEAN GRILL」。サンセットを見ながら、総料理長のトーマス・ベレック氏が手がけるシグネチャーメニューを堪能しました。

hawaii_07
hawaii_07

hawaii_06
hawaii_06

ハワイ近海で採れたシュリンプやアヒ(マグロ)、そして地元の契約農家で採れた野菜を使った美しい料理にお酒も進みます。こちらは、寿司カウンターもあり、新鮮な魚介をハワイらしいアレンジで楽しめるのも魅力です。

‘ULU Ocean Grill
営業時間/6:30〜11:00、17:30〜21:00
TEL/1 (808) 325-8000
www.fourseasons.com/jp/hualalai/dining/restaurants/ulu_ocean_grill/

hawaii_08
hawaii_08

いつまでも見ていたい景色。太平洋に夕陽が沈むと、空には無数の星が瞬き始めます。この星をもっと近くで見るために、明日は午前2時起きでバスツアーに参加します。

IMG_7898
IMG_7898

ハワイ諸島一高い“マウナケア”で見る
星空と日の出に感動

午前2時半、ホテルのロビーに集合し、ツアーバスに乗り込みます。行き先はマウナケア。標高4,025m、富士山より高い山の頂上まで車で行けるというから驚きです。このツアーには、長袖シャツにセーター、ロングパンツ、スニーカーが必須。さらに、ロングのダウンコートも貸してもらえます。標高が高くなり、気温がどんどん下がる中、途中の天体観測所に到着。バスから降りた途端、言葉を失いました。

IMG_7899
IMG_7899

「空にこんなに星ってあったのね!」と大感激。写真で素晴らしさをお見せできないのが残念です。星が近いです。天の川が流れています。いつもはオリオン座を目印にしていましたが、他の星が輝きすぎて、オリオン座がなかなか探せませんでした。30〜40分の間に、私は流れ星を6個見ました。ハワイ島、最高です☆

hawaii_09
hawaii_09

6時頃のご来光に向けて、さらにバスは山頂を目指します。途中からは雲を突き抜け、眼下に雲海が。マウナケアの山頂には、日本の天文台「すばる」をはじめ、世界中の天文台が集まっています。徐々に上がってきた朝日。澄み切った青空にオレンジ色の太陽、真っ白な雲海。こんな素晴らしい景色を見たのは初めてで、感動の連続でした。このツアーは、“サンセット&星空コース”もあるそう。絶対また参加したいです。

マウナケア山頂サンライズ&星空観測ツアー
「Hawaii Forest and Trail」

料金/送迎・軽食・ガイド付き、約7時間 約$196.88(16歳以上)
www.hawaii-forest.com/tours/kona-maunakea/

hawaii_35
hawaii_35

ツアーから戻り、疲れた体を癒すにはなんといってもエステ! ホテル内の「Hualalai Spa」では、ロミロミをはじめ豊富なメニューが揃っています。

hawaii_36
hawaii_36

ハワイ産のミネラル豊富な塩や泥、花々を使用するほか、ハンガリー発のオーガニックスキンケア「エミネンス」の製品をふんだんに用いた、本格的なスパメニューで癒されること間違いなし!

Hualalai Spa
営業時間/スパサービス 8:00~19:00
サロン 9:00~19:00
スパブティック 8:00~20:00
TEL/1 (808) 325-8000
http://www.fourseasons.com/jp/hualalai/spa/?c=t&_s_icmp=mmenu

hawaii_37
hawaii_37

そして、旅の締めくくりにふさわしいラストディナーは、ホテル内の4つのビーチから選べるプライベートダイニング「スターライトディナー」。2、3日前に予約すれば体験できる、ひと晩に1組だけのスペシャルディナータイム。

hawaii_38
hawaii_38

hawaii_39
hawaii_39

すべての食材がハワイ産で、すぐ横でシェフやパティシエが調理してくれます。星が瞬き、ムード満点。かけがえのない思い出となりました。

スターライトディナー
営業時間/17:30~22:00
TEL/1 (808) 325-8000
www.fourseasons.com/jp/hualalai/dining/dining_experiences/exclusive_dinners_under_the_stars/

hawaii_40
hawaii_40

まだまだ楽しみがいっぱいのホテルライフ

陸・海・空のハワイ島ツアーの他にも、まだまだ見所は満載! 近くのKONAの街にショッピングに行くもよし、パワースポットを巡るもよし。トレッキングやエコツアーも楽しいし、もっとビーチでゆっくりもしたい! そんなワガママもすべて叶います。でも、時間が足りませんよね? だからまた来たくなるのです。ハワイ島のフォーシーズンズリゾートが、平均稼働率85%、リピート率50%というのも納得。毎日、童心に帰って興奮している自分、心身ともにリラックスできている自分を感じる旅でした。ハワイ島、また必ず行きます‼

Four Seasons Resort Hualalai at Historic Ka’upulehu
フォーシーズンズリゾート フアラライ アット ヒストリック カウプレフ

住所/72-100 Ka’upulehu Drive, Kailua-Kona, Hawaii
TEL/1 (808) 325-8000
www.fourseasons.com/jp/hualalai/

お問い合わせ/フォシーズンズリゾート フアラライ +1-888-340-5662.
フォーシーズンズ ホテルズ アンド リゾーツ 予約オフィス 0120-024-754

hawaii_10
hawaii_10

新しい体験ツアーも目白押し!

フォーシーズンズ・リゾートでは、8月から「コーヒー ファームツアー」が開始に。見たり体験してきたものを、ホテル内で味わう“カッピング”が目玉です。訪れた「Kona Earth coffee farm」は、ご夫婦で経営されている農園。

hawaii_11
hawaii_11

毎年4〜5月にコーヒーの花が咲き、9月〜2月が基本、収穫期。手摘みして機械で豆の皮を剥き、乾燥させたグリーンビーンのまま、さまざまな会社に卸しているとか。

hawaii_12
hawaii_12

こちらでも少し焙煎したものを販売していて、購入させていただきました(8ozで$15)。産地直送で持ち帰れるなんて貴重です!

Kona Earth coffee farm
住所/78-1348 Bishop Road Holualoa, HI 96725
TEL/(808) 324-1725
www.konaearth.com

hawaii_13
hawaii_13

ホテルに戻ってから、レストランでコーヒーのカッピング。コーヒーソムリエとして活躍する2人のスタッフが、3種のコーヒーを淹れてくれました。ひとつは、先ほど訪れた「KONA」、もうひとつは島東部の「PUNA」、さらにキラウエア火山の麓の「PARADISE FARM」のもの。栽培される土壌によってミネラルが違うし、焙煎の仕方でも味が変わるらしい。でも、共通して、ハワイ島のコーヒーは、①小規模な農園で②丁寧に作られ③厳選した豆だけを“手摘み”しているからおいしいのだそう。

hawaii_14
hawaii_14

もうひとつ、まもなくスタートする予定の「カンパチ ファームツアー」。ハワイ島では1990年代から魚のカンパチの養殖業が始まり、訪れた「Blue Ocean Mariculture(Hawaiian Kanpachi Farm)」では、赤ちゃんカンパチを1年半かけて3kgほどの大人カンパチに育てて、出荷しています。

hawaii_17
hawaii_17

hawaii_15
hawaii_15

ベビーフィッシュ用のプランクトンを飼育している水槽。卵から育て、まつ毛ほどの大きさから親指大、そして手のひらサイズと、成長するたびに水槽を替え、大切に育てています。

hawaii_18
hawaii_18

大人カンパチは、イワシやイカ、エビの他、ビタミンサプリまでエサとして与えられ、身の締まりも輝きも抜群です! 現在、49匹いる大人カンパチが4〜8年生きて、卵を産み続けているそう。ここで出荷されたカンパチを、ホテルに帰ってから「カンパチ・セビーチェ」としていただきました。歯応えがあり、フレッシュで美味。まさに“地産地消”体験! ファミリーで参加するのもとてもオススメです。

カンパチファームツアー(現在準備中)
「Blue Ocean Mariculture」

www.bofish.com

TRIP
TRIP

イルカと一緒に泳げる夢のような時間

今度は「海」で楽しめるツアーをご案内。野生のイルカと泳ぐツアーです。朝7時半にロビーに集合し、ホテルの敷地内のビーチへ。モーターボートに乗り込み、波しぶきを上げながら、太平洋を高速で突き進むのは爽快そのもの。走ること15分。沖合に出ると、イルカの群れがそこかしこに! 

hawaii_19
hawaii_19

早速、フィンとシュノーケルマスクをして海に入ると、本当に手を伸ばせば触れそうな距離にイルカたちが泳いでいます。海の中ではイルカたちの会話が聴こえ、海に漂いながら心底癒されました。海の透明度も抜群! 色鮮やかな熱帯魚たちからウミガメまで、皆、ヒトにあまり動じずにすぐそばをすり抜けて行きます。

1月末からはこの海でホエールウォッチングができるそう。3〜4月がピークで、それはもう、圧巻だとか。また、リピートする理由ができました♪

ドルフィンツアー
「The Ultimate Alaka ‘i Nalu Adventure Ribcraft Snorkel Adventure Cruise」

料金/大人 $150、11歳以下 $120(約2時間)
www.fourseasons.com/hualalai/services_and_amenities/beach-and-ocean/ocean_adventures/

hawaii_20
hawaii_20

海に出なくとも、ホテル内の「キングスポンド」という池で4,000匹以上もの熱帯魚と一緒に泳げます。ここでは毎日1回、マダラトビエイに餌づけすることもできて、まさに自然の“水族館”。時間が経つのも忘れてしまいます。

hawaii_26
hawaii_26

ヘリならではの雄大な景色を思う存分楽しむ

ラストは「空」から。ヘリコプターに乗る前に、ロビーでライフジャケットの使い方などレクチャーを受け、いよいよ2時間の遊覧ツアーに出発です。向かった先は、ゴルフ場の14番ホール! そこにどこからともなくヘリがやってきて、着陸したからビックリ。

hawaii_27
hawaii_27

hawaii_28
hawaii_28

ヘリコプターを操縦するのは、「パラダイスヘリコプターズ」のパイロット佐藤耕司さん。日本語ですべてガイドをしてくれるのも最高です。どんな質問にも即答してくれる頼れるお兄さま♡

hawaii_29
hawaii_29

hawaii_30
hawaii_30

今なお活発に噴火活動を続けるキラウエア火山。ハワイ諸島で唯一の世界遺産に指定されている火山国立公園です。溶岩大地の下を流れる溶岩が、島の南側のカラパナ地区の海岸に流れ出ていて、それが塊となり新たな陸地を生み出しているというのも神秘的。

hawaii_31
hawaii_31

紺碧の海が大地にぶつかり、白い水しぶきを上げている様子は、とてもダイナミック! フォーシーズンズリゾート周辺のコハラコーストは、白い砂浜が続く、美しい海岸線。

hawaii_33
hawaii_33

ハワイ島には、15ものゴルフ場があるのだとか。海岸線を生かした“海越え”ホールや、溶岩に囲まれたホールなど、他では味わえないプレーも楽しめます。陸路では行けないエリアまで見られたり、俯瞰で見ることでわかる島の雄大さを再発見。自分の悩んでいたことなんて、ちっぽけに感じられ、ホテルに戻る頃には清々しい気分になりますよ。

ヘリコプターツアー
「Paradise Helicopters」

料金/6名貸切 $4740(約2.5時間)、ひとり $599(“Circle Island Experience”プラン、約2時間)
TEL/1 (866) 876-7422
paradisecopters.com

hawaii_41
hawaii_41

実は、ゴルフ大好きな私。ホテル内のゴルフ場「フアラライ ゴルフコース」でたったひとりでプレーを体験。寂しかったけれど、素晴らしい景色と戦略性に富むコースレイアウトをマイペースで楽しみながら1ラウンドしました。

hawaii_34
hawaii_34

ハーフラウンドで1回ずつ会える、ドリンクカーのおじさまが、カクテル(ノンアルコール)を作ってくれるんです(無料!)。リラックスしてできたせいか、近年稀に見るいいスコアで回れて、これまた最高の思い出となりました。

Hualalai Golf Course
料金/プレーフィー(スタート時間により異なる)
7:45〜13:45 $295、14:00〜日没 $195(ともに1名あたりの価格)
レンタルクラブ(1セット)$80
レンタルシューズ $15

Hawaiian Airlines Airbus A330
Hawaiian Airlines Airbus A330

羽田—コナ線の就航で、ハワイ島にすぐ行ける!

2016年12月より、ハワイアン航空が羽田−コナの直行便を開設。ハワイ島をグッと身近にしてくれました。羽田発は水・金・日曜の23:55発(同日12:40着)、コナからは水・金・日曜の17:30発(翌日22:05着)で運航しています。※運航スケジュールは時季によって変動。

hawaii_43
hawaii_43

機内に入った途端、そこはもうハワイ! ハワイアンミュージックが聴こえ、座席のTVモニターにはイメージ映像が流れていて、気分を高めてくれるんです。

hawaii_44
hawaii_44

さらに、羽田−コナ線は、今年5月からフルフラットシートを採用した“プレミアムキャビン”も導入されました。波と海を連想させる曲線を取り入れ、ゆったりとした高級レザー製の特注シートを採用。快適なフライトを楽しめます。プレミアムキャビンの導入と同時に、プレミアムエコノミー「エクストラ・コンフォート」も増席。ゆったり足を伸ばせる空間や、電源コンセントなどを完備し、出張目的のゲストにも大人気だそう。

hawaii_45
hawaii_45

キャビンクルーたち全員でパチリ。ハワイらしいフラワープリントのユニフォームも爽やかです。皆、笑いが絶えず陽気。”アロハ・スピリット”がゲストにも伝わり、機内の雰囲気を明るくしてくれるのもハワイアン航空ならではの特徴と言えるでしょう。

hawaii_46
hawaii_46

おいしいと評判の機内食をチェック! 日本発便では、オアフ島の人気レストラン「Koko Head Cafe」のオーナーシェフ、リー・アン・ウォン氏が手がけたハワイ料理が楽しめ、エコノミークラスではロコモコが供されます。

hawaii_47
hawaii_47

さらに、プレミアムキャビンでは、シグネチャーカクテルの“マイタイ”がいただけるのも楽しみのひとつに。※写真は「プレミアムキャビン」のメニューで、2017年9月30日まで。次のメニューもリー・アン・ウォン氏が手がける予定。お楽しみに。

2J9A4978 Rae Huo photo 9/16. Buyout. Hawaiian Airlines Lie Flat, Products
2J9A4978 Rae Huo photo 9/16. Buyout. Hawaiian Airlines Lie Flat, Products

アメニティキットも可愛い! ハワイのデザイナー「シグ・ゼーン」とのコラボで、ハワイの花モチーフに彩られたポーチに、保湿ミストやハンド・ボディローション、リップクリーム、ソックスなどグッドセンスなお役立ちアイテムがセットイン。気分をアゲてくれるおもてなし満載のハワイアン航空で、さらに旅の思い出を深めませんか。

ハワイアン航空 
www.hawaiianairlines.co.jp

Photos & Text : Kinuko Kouchi(PRIMADONNA)

Magazine

MAY 2024 N°176

2024.3.28 発売

Black&White

白と黒

オンライン書店で購入する