菊地凛子インタビュー「こだわりを突き詰めていくことは、時に狂気」 | Numero TOKYO - Part 3
Interview / Post

菊地凛子インタビュー
「こだわりを突き詰めていくことは、時に狂気」

talks #12 菊地凛子
talks #12 菊地凛子

女優としてはもちろん、ファッションアイコンとしても世界を舞台に活躍する菊地凛子。彼女が主演する最新作は、若手監督が撮るショートフィルムだ。その撮影現場に足を運ぶと、そこには近未来の『靴職人』に扮した彼女の姿が。出演作は「監督の人柄と台本で選ぶ」という菊地凛子に直撃インタビュー。本作との出会いと、意気込みについて聞いた。<映画『ハイヒール』の情報はこちら

物への執着というより、その物との思い出

──本作はハイヒールというアイテムをモチーフに「こだわり」という“人間らしい”感情がテーマ。ご自身の「こだわり」が一番出るジャンルは何ですか?

「食はとても大事にしています。美味しいものが大好きです。そのためなら、飛行機に乗る時間も惜しみません!」

──物に執着することはあまりないでしょうか。

「物への執着というより、その物との思い出の方に執着があって大事にしているものはありますが、それは本当に少なく、ほとんどのものは、引っ越しで誰かにあげてしまうか、捨ててしまうほど、物に対して執着はないです」

──『ハイヒール』は衣装にも力を入れた作品となっていますが、今回の衣装をはじめて見たときの印象は?

「シャネルのアウターには非常に助けられました。シャネルと今まで関わってこられたことをとても幸せに思います。ファッションにもこだわっている映画と聞いて思い出すのは『時計じかけのオレンジ』と『シャイニング』ですね」

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