高良健吾インタビュー
「子どもと接することで父性が芽生えた」
2005年のデビューから10年目を迎え、実力派俳優として、映画だけでなく、大河ドラマでも活躍中の高良健吾。幼児虐待や学級崩壊といった問題を通して、希望という可能性を描いた中脇初枝の小説をベースに、『そこのみにて光輝く』の呉美保監督が映画化した最新作『きみはいい子』では、まじめだけれど優柔不断でな小学校の新米教師・岡野を演じる。映画について、そして役者として今思うこととは?
変わるしかない、変わるべきなのが役者
──現場にいてもリラックスしていられるタイプなんですかね。
「そうかも。でも、その中でも緊張は常にしているから、それはしょうがないことなんです。以前はその緊張が足を引っぱってきたけれど今は普通だし、それがあったことでやれてきたこともたくさんあるから」
──オフの日はどんなことをされてるんですか?
「仲間でライブに行ったり旅行をしたり。昔はスケジュールが空いたら必ず旅をしてました。3年前行ったグランドキャニオンがめっちゃ楽しかった! 2泊3日でキャンプしたんです。夜は寒いんですよ、風に悩まされましたね。次は念願のアイスランドへ行く予定です」
──役者デビューから今年で10年目ですが、自分が変わったなと思いますか?
「変わりまくりです。自分たちの仕事は、変わるべきですよね。じゃないと面白くない。もし、自分の芝居が超つまんなくなったら、俺が終わってるときです。俺が超つまんない人間になったと、自分が自分に対してそう思ったとき。だとしたらヤバいから、変わるしかないし、変わるべきだと思ってます」
スーツ¥370,000、シャツ¥47,000/ともにラルフ ローレン パープル レーベル(ラルフローレン Tel 0120-3274-20)
Photo:Satomi Yamauchi
Hair & Make-up:Satoka Takakuwa
Stylist:Kazuhiro Sawataishi
Interview & Text:Tomoko Ogawa
Edit:Yukiko Shinmura