Culture / Editor's Post

「BECAUSE This is it OSAKA」大阪はクリエイティブと愛に溢れている

2019年10月に大阪で開催された「BECAUSE This is it OSAKA」。ここでいくつか出会った、“大阪最高!”って思えたお話をしようと思います。

出会い1「BECAUSE This is it OSAKA」

ファッションとアートに出会う

今回初めて開催された「BECAUSE This is it OSAKA」は、大阪発のファッションやスタートアップ、アートを集めたイベントです。梅田駅に隣接した広大な空き地に生まれたテントの下に、「Made in Osaka」のファッションブランドやアートやスタートアップなどたくさんのクリエイターたちが集まりました。

こだわりデニムやド派手プリント、リサイクルから生まれたブランド、ほっこり笑ってしまう小物やら「やっぱり大阪やねー!」と言っちゃう可愛さやこだわりがいっぱいです。中でも気になったのが“アップサイクル”というキーワード。

私が出会ったクリエイターKEITANAKAさんが作り出すのは、古着を集め、そこから生み出す“新しい”服。着られなくなった服を分解して、構築し直して、新しい価値を作る。再利用のリサイクルじゃなくて、再構築のアップサイクル。

「元の形をそのまま生かして、物の価値を上げる」おばあちゃんが集めていたボタンをヘッドドレスに作り変えたり。その感性に刺激を受けました。

今回のもう一つの目的。それはアーティストの黒田征太郎さんのライブペインティング。“爆音ジャズ”を展開する、SOIL&“PIMP”SESSIONSのトランペッター「タブゾンビ」との共演です。ソリッドなトランペットが響く中、絵筆を持った黒田さんが体を揺するように描く。描く、筆が跳ねて、全身で描く。汗が吹き飛ぶ。「O・S・A・K・A」のアルファベットに色彩が飛び跳ねる。まさに大阪のエネルギーそのもののライブペイント。

外では古着マーケットやカレーライスのポップアップレストランがあり、このなんでもあり感がまさに大阪。とにかく若くておもろい。

出会い2「UNKNOWN ASIA」

大阪はアジアの中心! 若いアーティストと出会う

梅田のグランフロント大阪で開催されていたのが、アートのイベント「UNKNOWN ASIA」。ここにはアジアで活躍する次世代アーティストたちが一堂に集まる場所。290を超える出展者には日本だけではなくアジア7カ国からの出展もあって、まさに未知の才能の渦ができてました。

ブースには作家さん本人もいることもあり、気に入ったアート作品を見つけたら、会話して、惚れ込んで、しかも買えてしまう。次から次へ、そのアートとの出会いにめちゃくちゃテンションが上がるのです。

その中で私が出会ったのはこの二人。堀としかずさんと兎月結花さん。

堀さんの作品は屏風絵のような和の空間にクリーチャー、付喪神がいる絵が、鳥獣戯画のようでもあり、不思議の世界。

兎月さんの作品は女性が美しい。繊細で、冷たさと花や金魚に埋もれた画風に惹かれました。お気に入りの金魚と女性の絵と小品を二つ。全部で3点を購入。最近バッグを一つ買うより、絵を買いたい気分です。

この絵たちは今、私の事務所にいます。毎日見つめているだけで幸せです。

出会い3「SMORGASBURG」

未知の味との出会い

大阪といえば、食、ですよね。特にストリートフードが面白い。ニューヨーク・ブルックリンで開催されているフードトラックを集めた「SMORGASBURG」が大阪中津にやってきました。

NYからきたラムの串焼きや、新しいヌードルバーガー、肉寿司などなど。初めて出会う味もあって、何よりワイワイしているのが楽しいのです。屋台ってやっぱり大阪パワー。知り合いのバーテンダーさんにばったり出会ったり。そんな出会いを作っちゃうところも、この街の魅力なのかも。

BECAUSE This is it OSAKA
www.because-osaka.com

Profile

軍地彩弓Sayumi Gunji エディトリアル・アドバイザー。大学在学中よりフリーランスライターとしてキャリアをスタート。卒業後は雑誌『ViVi』でファッションライターとして活躍し、創刊から在籍していた『GLAMOROUS』のファッションディレクターに就任。2008年に現コンデナスト・ジャパンにて新雑誌創刊に尽力した後、『VOGUE girl』の創刊と運営に携わる。2014年、株式会社gumi-gumiを設立し同年7月より『Numero TOKYO』に参加。ドラマ「ファーストクラス」のファッション監修など幅広く活躍。

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