美術家・森村泰昌のオンライン公開講義「コロナと芸術」がどなたでも視聴できます! | Numero TOKYO
Culture / Editor's Post

美術家・森村泰昌のオンライン公開講義「コロナと芸術」がどなたでも視聴できます!

9月号「It's a Change」では、アーティストたちのヴィジョンやアイデアが、新型コロナウイルスによっていま私たちが直面している不安や恐怖を払拭するための光になると信じ、フォトグラファーや作家など、20名の方々に作品、そして想いを寄せていただきました。 なかには、美術家の森村泰昌さんがいらっしゃいます(上の写真がご登場いただいたページです)。森村さんは、1985年にゴッホの自画像をまねたセルフポートレイト写真を発表して以来、名画や映画女優、偉人たちなど”他者”に扮した作品を手がけ続けています。

誌面では「セルフィ・マスク」として新作(その名のとおり、セルフィ!)と、お言葉をいただいています。それはぜひ発売中の9月号でご覧いただくとして、このたびお知らせしたいのは、大阪大学特任教授でもある森村さんの「オンライン公開講義 コロナと芸術」です。申し込めば、どなたでも無料で視聴することができます。

申し込みは下記より(申し込むと、YouTubeのリンクが送られてきます)。
https://forms.gle/pZcYVUQ7uJ7JdGmv9
配信は8月31日(月)までですのでご注意を!

「コロナと芸術」
第1章 非常事態の歴史を振り返る(1930年代アメリカ)
第2章 非常事態の歴史を振り返る(1940年代日本)
第3章 現代に生きる私について
(1時間45分)
8月31日(月)まで

詳しくは、美術家・森村泰昌の作品がいつでも見られる、スペシャルな美術館「モリムラ@ミュージアム」公式サイト内のこちらもご覧ください!

少なくとも自分にとっては(コロナとともに)生きていく上で、芸術、カルチャーは助けになるんだということをあらためて強く感じました。みなさんにとっても、これからの新しい時代を生きるヒントになることを願って。

Profile

伊藤さや香Sayaka Ito フィーチャー・ディレクター。フランス文化への憧れがすぎて、慶應義塾大学文学部仏文学専攻を卒業、フランス系アパレル会社に勤務。ファッション誌などのライターを経て、フランス版『Numero』の日本語訳小冊子の編集に携わる。その後『Numero TOKYO』に創刊メンバーとして参加。主に、映画、本、アート、ライフスタイルの企画を担当。もとよりカラックス、ジャームッシュ、クンデラなどの作家たちを愛しつつ、新たな(もうちょっと明るい)お気に入りを専ら模索中。プライベートでは2児の母。

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