RIKACO × 亘つぐみのフード談義!「女の本音、キレイの本当」vol.4 | Numero TOKYO - Part 2
Culture / Lifestyle

RIKACO × 亘つぐみのフード談義!
「女の本音、キレイの本当」vol.4

TVや雑誌で活躍する一方で、オーガニックをテーマにした『be my self』のプロデュースなど、活動が多岐にわたるRIKACO。彼女がホストとして毎回、“自分軸で輝く”それぞれの分野のスペシャリストをゲストに迎えるトーク連載。

ファッションも食も美容も一本軸
自己責任で全ては作られる

W「体は確実に食べるものでできていて、口に入れるものって人のせいにできないよね。自ら選んだものを食べているのだから。それが蓄積されて今の自分が形成されている」

R「もちろん他に原因もあるのだろうけど、例えば無防備にジャンクフードばかり食べていたらいずれ体を壊してしまうのは仕方がないって思う。ハイカロリーなものばかり食べて、下半身がセルライトだらけになるのも当然の結果」

W「究極はいくつになってもTシャツ+デニムをさらりと着こなせる女性であり続けることだよね」

R「それってだらしない体だと全く似合わないものだからね」

W「だから私たちは食べ物に気を使うことと同じくらい、体を鍛えることにも気を使っている。二人とも筋肉オタクみたいなところはあるけど(笑)。首筋や足首の引き締まり方、美しい姿勢って、シンプルな服にこそ表れるものだから」

R「食べ物に気を使う、体を鍛える、綺麗であり続けるって、自分で努力するしかない。誰かが与えてくれるものじゃない!」

W「だからこそ、お金の使い方も変わってきているかも。昔は着飾ることばかりにお金を費やしてきたけど、今は食べ物や体を鍛えることにお金をかけているかも。例えば、オーガニックは体にいいけれど、値段が高い。でもそれは自分にはもちろん、地球にもいいものに投資しているって考えられる。どうせお金を使うなら、地球にも還元できるお金を使わなきゃって。それが大人の女性のお金の使い方なのかも」

R「地球に還元しながら自分もアップデートできることが大切に思えるよういなってきたね。食もおしゃれも健康も美容も全て同じ。自分よがりじゃないポジティブな気持ちを持ち続けることを大切にしていきたいね」

自分が“心地いい”と思える気持ちを大切にしたい
亘さんのネクストステップとは?

R「つぐちゃん(亘さん)はスタイリストとして今までやってきたけれど、次のステップとして考えていることはある?」

W「今考え中かなぁ。私は学校を卒業してから今までずっと服に携わる仕事をして、服以外の仕事をしたことがないから、他の世界を知らないんだよね。ひとつキーワードとして挙げるなら、物作り、かな。今やっているアクセサリーブランドのディレクションもひとつだし、ごはんを作ることも日常だけどひとつの物作り。固まっているわけではないけれど、物を作ることに携わっていければ」

R「素敵だね」

W「あとは遠い将来、のんびり海が見える場所に住みたいな。東京生まれ東京育ちで、以前は東京が一番だと思っていた。だけど、最近執着がなくなってきたのは自分の大きな変化。お金をがむしゃらに稼ぎたいというのはなく、自分の“心地いい”と思う気持ちを大切にしたくなってきているのかも」

R「本当にハッピーでいる方法をわかっている人って少ないと思う、それは私も含めてね。日々たまっていくストレスをどう対処していいのかわからなかったけれど、やっと少しずつ答えが見えてきたのかもね。自分がどうしたら心地いいのか、どうしたらもっとハッピーいられるのか、笑っていられるのか」

W「そういうのを考えるのはもしかしたら年齢は関係ないのかもしれないね」

R「だからいくつになっても楽しいよね。現代でたくましく生きる女性は、自分で自分を守り、自分で地球を守っていくんだって感覚を持っていけば、何か残るものあるんじゃないかな。そのひとつが“食”だと思うから」

Profile

RIKACO(りかこ)
持ち前のスタイルとキャラクターで多数のファンの支持を集め、TVや雑誌で活躍。「2001年にdinosより、自身でデザイン、セレクト、モデルを含むプロデュースを手がける婦人服カタログ「RIKACO’S style」(現在ブランド名「RACYRADIANT」)を創刊。また、オーガニックをテーマにしたbe my selfをプロデュース。RIKACOオリジナルのライフスタイルが共感を呼びフィールドは広がり続けている。
HP/www.rikaco.co.jp

亘つぐみ(わたり・つぐみ)
雑誌、テレビ、メディアで大活躍のスタイリスト。エレガントかつセクシーなスタイリングで国内外の雑誌をはじめ、ファッションショウやCDジャケット、広告など幅広く活躍中。 食への意識も高く、撮影後に事務所でスタッフに手料理を振る舞ううちに料理で喜ばれるという快感に目覚め、ホームパーティを楽しむように。和洋アジアをミックスしたつぐみ流料理が噂を呼んでいる。

Photo:Satomi Yamauchi
Interview & Text:Kana Yabuuchi
Edit:Yukiko Shinmura

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