RIKACO × 亘つぐみのフード談義!
「女の本音、キレイの本当」vol.3
TVや雑誌で活躍する一方で、オーガニックをテーマにした『be my self』のプロデュースなど、活動が多岐にわたるRIKACO。彼女がホストとして毎回、“自分軸で輝く”それぞれの分野のスペシャリストをゲストに迎えるトーク連載。
料理をする楽しさを覚えた幼少時代
R「私とつぐちゃんの共通点は美味しいものが好きで料理が好き。ちなみに料理をする時ってきちんと計量している?」
R「うちも同じ。もちろんレシピを見ながらやった方が間違いはないと思うし、料理ビギナーの人なら計量は大切だと思う。でも、慣れてくると目分量でやることで、『今日はこの調味料が多かったから味が濃くなったのかな』って、感覚の勉強にもなる。ちなみに、つぐちゃんはどうやって料理を覚えたの?」
W「私は小さい頃から親の手伝いをさせられることが多くって。母親がコロッケを作る時はパン粉つける係とか。あと、調理中に片付けはたくさんやらされたな。その頃は楽しくなかったけれど、作り方や効率よく作っていく段取りを横で見ていたから自然と覚えんだと思う」
R「だからお袋の味が得意なんだ! 私は中学の頃から自分でお弁当は作っていたかな。私が小さい頃、家が自営業だったから両親とも忙しくて、母親も料理が得意な方じゃなかったから、自然と自分が作るようになっていったの。私が育った場所は商店街だったから、わざわざ作らず惣菜屋さんなどで買って済ませることもできたんだけど、『自分で作った方が美味しくできるんじゃないかな』って思って、自分の感覚で料理を覚えていったのかも」
家族が言ってくれる幸せは時に首を絞める?!
W「RIKACOは小さい頃から美味しいものを食べたい、って欲求が強かったんだね」
R「美味しいものを食べたい=料理をする、が自然な流れだったかな。だから私がそういう風に育ったように、2人の息子にも小さい時から料理の手伝いをさせている。それが日常で当たり前。だけど、前に長男と一緒に帰りが遅くなり、疲れているから『帰りに何か食べて帰ろうよ』と言ったら、『家で食べたい』って言うの。冷蔵庫見て『これとこれがあるから、今日はこれをしようよ』って(笑)」
W「家のごはんが好きなんだね。そうやって育ってくれたことは嬉しいことだけど……面倒くさいね(笑)。ウチの旦那もだよ。冷蔵庫の中身全部知っているから、遅い時間に帰ってきて『冷蔵庫にキャベツがあったから、パスタでいい具合にやってよ』って」
R「旦那さんは、つぐちゃんが美味しいごはんを作ってくれるのを知っているからだね。うちの息子は最近リクエストも細かい! この間もすごく疲れている時に、冷蔵庫にちょっと厚めの豚肉があって、簡単に生姜焼きでいいかなって思ったら、ハムカツみたいに叩いて揚げようよって! もちろん手伝ってくれるから作業は半分の時間で済むから楽なんだけどね」
W「DNAがちゃんと受け継がれているね。教え込んだために、時に自分の首を締めちゃっている(笑)」
R「うれしいことなんだけどね。食べることはとても大切なことだから、あと数年間くらいしか一緒に暮らせないかもだけど、きちんと息子たちに伝えていきたいな」
RIKACO(りかこ)
持ち前のスタイルとキャラクターで多数のファンの支持を集め、TVや雑誌で活躍。「2001年にdinosより、自身でデザイン、セレクト、モデルを含むプロデュースを手がける婦人服カタログ「RIKACO’S style」(現在ブランド名「RACYRADIANT」)を創刊。また、オーガニックをテーマにしたbe my selfをプロデュース。RIKACOオリジナルのライフスタイルが共感を呼びフィールドは広がり続けている。
HP/www.rikaco.co.jp
亘つぐみ(わたり・つぐみ)
雑誌、テレビ、メディアで大活躍のスタイリスト。エレガントかつセクシーなスタイリングで国内外の雑誌をはじめ、ファッションショウやCDジャケット、広告など幅広く活躍中。 食への意識も高く、撮影後に事務所でスタッフに手料理を振る舞ううちに料理で喜ばれるという快感に目覚め、ホームパーティを楽しむように。和洋アジアをミックスしたつぐみ流料理が噂を呼んでいる。