自然派ワインの作り手の哲学をひと皿の料理とともに「Organ」 | Numero TOKYO
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自然派ワインの作り手の哲学をひと皿の料理とともに「Organ」

東京のワインシーンが熱い。なぜなら、自然派ワインを長くサポートしてきたこの街に、貴重なワインが集まっているから。自然派ワインを愛する鈴木純子さんが、注目のお店をナビゲート!(「ヌメロ・トウキョウ」2019年5月号掲載)

アルザス地方のドメーヌ・ジュリアン・メイエー。「海と貝」と名付けられたこのワイン(時価)は、どこか塩味を感じる個性的な味わい。合わせるのは、生牡蠣をメインにした料理(¥1,500)。このワインから作ったジュレと、ぶどうと牡蠣のソースを一緒に味わうと、ワインと料理が一続きの物語になる。
アルザス地方のドメーヌ・ジュリアン・メイエー。「海と貝」と名付けられたこのワイン(時価)は、どこか塩味を感じる個性的な味わい。合わせるのは、生牡蠣をメインにした料理(¥1,500)。このワインから作ったジュレと、ぶどうと牡蠣のソースを一緒に味わうと、ワインと料理が一続きの物語になる。
西荻窪で予約の取れない店と言われる「オルガン」。三軒茶屋の「ウグイス」も手がけているオーナー・紺野真さんによるこのお店は、アンティークの家具が並び、壁の漆喰やテーブル、本棚まで手作りしたという温もりを感じさせる空間だ。

テーブル席は要予約。ふらっと立ち寄る人のために予約をとらないというカウンターは、運が良ければ席があることも。
テーブル席は要予約。ふらっと立ち寄る人のために予約をとらないというカウンターは、運が良ければ席があることも。

料理はフレンチを軸にしたビストロ料理だが、「マリアージュ」の一言で片付けられないほどワインとの一体感を感じる。紺野さんはワインの哲学を表現できる食材を選び、そこから料理を組み立てることもあるという。「ここまで突き詰める人はなかなかいません! ぜひ体験して」(鈴木さん)。

オルガンの紺野真さんと鈴木純子さん。お店に遊びに行くと、閉店後にそのまま、ワインについて語り合うこともよくあるのだそう。
オルガンの紺野真さんと鈴木純子さん。お店に遊びに行くと、閉店後にそのまま、ワインについて語り合うこともよくあるのだそう。

セラーには、約1,000本の自然派ワインをストック。
セラーには、約1,000本の自然派ワインをストック。

Organ

住所/東京都杉並区西荻南2-19-12
TEL/03-5941-5388
営業時間/17:00~23:00(L.O.)
定休日/月・第4火
URL/www.instagram.com/organ_tokyo

(※注)ナチュラルワインは生産に限りがあるため、売り切れの場合があります。また、ワイン、料理の内容、価格などは取材時のものです。販売終了、価格変更などが行われる場合があります。

進化し続ける今どき東京ワイン

Photos:Yuji Namba, Aya Kawachi, Kouki Hayashi Direction:Junko Suzuki Text:Miho Matsuda Edit:Etsuko Soeda

Profile

鈴木純子Junko Suzuki フリーランスのアタッシェ・ドゥ・プレス。ライフスタイルブランド、レストランなどのPRを手がける。自然派ワインにも精通し講座も開催。

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