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ゴッツさんに会いました。

ようやく日本に上陸した「MALIN+GOETZ」。ニューヨーク チェルシーにある本店は、パフューマリーと薬局が合体したような、ラボみたいなモダンなショップです。(奧へ進むとオシャレな大人のおもちゃが売っていて、なんともセクシーなのです!)

9月には伊勢丹新宿店のリニューアルした、2階のコスメフロアとメンズ館で発売を開始。そして10月初旬に大阪に日本初のショップオープン。ということで、ファウンダーのゴッツさんが来日。TRANSITの松波さんのご好意で、北青山サロンで開かれたゴッツさんを囲む、ミニパーティに参加しました。(こちらはバーですが、「48時間煮込んだドライカレー」が絶品だそうです)

 

フレッド・アステア似:))のシティ・ボーイ、ゴッツさんです。
彼はもともとスイスのデザインオフィスVITRAのデザイナーで、
パートナーのマリンさんはKiehl’sでキャリアを積み、
エルムート・ラングの香水(幻の名香!)の創作に関わった方です。
そんな二人が作り出すスキンケアは、テクノロジーとオーガニックを融合させた
グリーン系コスメ。
中でもユニークなのが香水のコンセプト。
「モヒート」とか「ラムトニック」など、夜遊び系リキュールの名の香水は、
重ねて楽しむ「カップリング・フレグランス」なのです。
彼らがパートナー同士ということもあり、好きな人と異なる香りをつけて、
一緒に親密にいる時間を持つことで、香りがシンクロされて別の香りへと昇華。
重ね付けを前提に、「バランシング・システム」という香り設計に。
私個人の考えですが、香りはファッションでは超えることのできない、
「境界線」を超えることができるものだと思っています。
例えば、記憶の境界線とか男女間の距離の境界線とか。
匂いは大脳にダイレクトに働きかけて、あらゆる「境界線」をスルリと抜けて
伝えたい相手にコミュニケーション始めるのです。
だから香りが他人とは違う「ユニーク」であることって、とても大切。
今発売中のNUMERO TOKYO 11月号のビューティ特集は、
ミックスして楽しむ「香りのスタイリング術」を解剖しています。
ぜひ一読してください。
NYの不況話、アメリカ人がなぜ太りやすいか?とか、パリは退屈?!とか、
沢山の楽しいお話をどうも有り難うございました、ゴッツさん!
今度またすぐにNYか東京でお会いできること、楽しみにしています~。

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