お誕生日に | Numero TOKYO editor
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お誕生日に

Room to Readって知っていますか?
じゃあ、「マイクロソフトを辞めて社会企業家になった男性」のことは?
「巡りわせってあるんだねー」という出来事が。

たまたま、新聞で読み、興味を持った、
このマイクロソフトを辞めて社会企業家になったジョン・ウッド氏。
ビル・ゲイツのナンバー4とも呼ばれ、
たぶん、世界中のほとんどの人が憧れるような人生を送っていた彼。
そこから何が見えたんだろう????
そして、何で私財を投げ打ってチャリティー団体を築いたんだろう???
とっーても気になっていた。

で、夫から一本の電話。
「昔の同僚とそばで飲んでるから、来ない?」
そこで紹介された女性、松丸さんは
そのジョン・ウッド率いるNPO、
Room to Readの日本支部でボランティアをしているとか。
なんと後で発覚したのだけれど、彼女と私は年こそ違うが、
同じ幼稚園出身。運命!
「今週の土曜日、ジョンが来日して、チャリティ・オークション開くから、是非来て!」

って 「その日(5月24日)私の誕生日なんですー!」
もう巡り合わせとしか思えない!
ということで参加してきました。

パーティが開かれたのは、六本木ヒルズ49階のアカデミーヒルズ。
「雨だし、お洒落したいから車で行こー」と妹。
このごろペーパードライバーの汚名を返上した

私の「運転したい」気持ちに付け込んだこの悪魔のささやき。
「シャンパン飲みたいなー」なんて思っていたのは束の間、
さすが元トップビジネスマンのジョンのプレゼンに釘付けに。

Room to Readとはその名の通り図書館。
簡単に言えば貧しい国の子供たちに教育を援助するというチャリティ。
何でもスターバックスの支店展開と同じスピードで、

世界中の貧しい国に学校を建設しているのだとか。
「食べ物を寄付すればそれはその人のお腹に入っておしまい。

でも教育は受け継がれるんです」ごもっとも。
そして子供の頃、お母さんやお姉さんに本を読み聞かせてもらったというジョンさんは、

まだまだ女性の教育に関心が浅い途上国の女性の教育に力を入れている。
そうだよね。母親が子供の一番最初の先生だもんね。
33歳になった今でも、母親が教えてくれたことは、

どんな偉い教授の教えよりも身についてるもん。

もちろん、他の参加者のように学校や図書館を寄付できないけれど、
妹と、本1000冊を寄付。(1000ドル?)

本当はオークションの大リーガーサイン入り野球ボールを狙ってたんだけど、、、

野球ファンらし気アメリカ人男性に負けてしまいました。

チャリティ・イベントって、エコと同じで、恥ずかしながら苦手だった。
ちょっと押しつけがましくって。
でも今回は素直に楽しめた。
だってプレゼンで紹介される写真は全部、かわいい子供たちの笑顔なんだもん。
ニュースで見る悲惨な状況はもちろん知っている。
だからこそ、この団体の力で笑顔になった子供たちの写真を見ることは、

さらに説得力がある気がした。
最近、ママになった友達のせいか、それとも歳のせいなのかな?

とっても心がハッピーになれた誕生日でした。
松丸さん、本当にありがとー!

 

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