WORK SHIFTとフリージョ。 | Numero TOKYO editor
Numero TOKYO editor

WORK SHIFTとフリージョ。

今年一番初めに読んだ本がこちら。

 

リンダ・グラットン著『WORK SHFT』。

本のなかでは、「2025年」といういまから13年後(きっとすぐですね!)に、世界中の人がどんな働き方へと変化しているかを、様々なケースを具体的にシミュレーションしています。

いま現在でもすでにそうですが、2025年はいまよりもっと「グローバルに」。

このグローバルというのは、ITを通してグローバルに世界中の人々と繋がるということでもあるし、

自分自身の知識やプロフェッショナルもグロバール化するという意味です。

リンダさんが力強く語っていたのが、これからの時代は自分自身のキャリアにひとつの専門性を確実に持ちながら、

それを軸に枝葉のビジネスをしてゆく時代になるということ。

よい意味でマルチになり、そして現在のようにひとつの企業に属してそこからだけの収入に頼るという生き方ではなく、

企業とプロジェクトごとに契約をして、複数の仕事と複数の収入源を得るという生き方が主流になると。

 

ここ2、3年ぐらいWEBマーケットを学べば学ぶほど、私も薄々その変化には気が付いていたので、

自分の専門職を軸に、私自身パラレルインカムの働き方を選択しています。

日本の経済基盤を考えると、ひとつの企業だけに頼るという生き方は、少しリスクになるのかな。。とも感じますよね。

私も含め、20年以上続いている日本の不況、また世界的な情勢の不安定さを考え、

いま、自分の「働き方」に関して、真剣に向き合っている人が増えている実感があります。

 

そんな世界事情&日本の経済的な背景をふまえて、

現在発売のNumero TOKYO 4月号にて、「”フリージョ”へと進化するニッポン女子たち」という特集しました。

「フリージョ」という言葉を教えてくれたのは、会社に頼らない生き方の先駆者である、安藤美冬さん。

 

フリージョとは、NTTアドが提唱する新しいタイプの女性たちの呼び方で、ソーシャルメディアをフルに活用し、

自己発信を行うとともに、専門性と自らの女子力を武器にフリーランスでありながら、

社会に大きな影響力を発揮する女子たちのこと!

安藤さんのインタビューのなかで、とても印象に残ったことが、「シンプル」を心がけるということ。

「ルパン三世式ワークスタイル」と言われていましたが、先が予測できない時代では、

目標を固めず、モノを持たず、身軽でいるでいることが最も変化に強いというお話。

状況に応じてアメーバのように変化しながら働けるというのが、進化したノマドスタイルなのです。

 

また特集内で、経済アナリストの森永卓郎さんにも、「女子がなぜ、いま組織脱皮のフリージョ化するのか?」というお話を伺いました。森永さんにはバブル崩壊からの日本経済の変化を背景に、企業ではどんな働き方の変化がおきているのか?というお話や、かわいい女の子はなぜ、モテるだけでなく、ビジネスもちゃんとできるの?など、とっても興味深いお話をたくさんお聞きしました。

 

特集内には、Numero TOKYOをサポートしてくださっている、ミーシャ・ジャネットさんや、はあちゅうさん、田口まきさん、平野紗希子さん、ジュリ ワタイさん…と話題の「フリージョ」たちに、パラレルキャリアの生み出し方や彼女たちのライフスタイルをじっくりとインタビュー。

 

「個」の力を武器に、日本の社会を切り開く、美しいフリージョという新しい生き方に、

これからの「働き方」のヒントがたくさん隠されています☆

 

 

 

 

 

 

 

 

Profile

editorial staff
TOKYO
fashion, beauty, colture…and more

日々のことから、ファッション・ビューティ・カルチャーに関わるニュース、さらには撮影裏話まで公開。Numero TOKYO編集部のスタッフが最新情報をお届け。

Backnumber

Recommended Post