もうすでにご存知の方も多いかなと思いますが、シャネルの香水「ココ・マドモアゼル」の新しいショートフィルム(2作目)です。2007年からココ・マドモアゼルのミューズとなったキーラを、3年前の前作同様にジョー・ライトが監督。
カールが自らデザインした美しいベージュ(シャネルのアイコンカラー!)のジャンプスーツに身を包んだキーラが、オートバイにまたがり、颯爽とコンコルド広場を駆け抜けるシーンがとても印象に残ります。
マドモアゼル・シャネルが現代に蘇ったら、きっとこういう素敵な女性なのだろうな~と、インスパイアされる映像。3分30秒という短いフィルムですが、登場する俳優たちのリアル感にもこだわり、脇役やエキストラに至るまで、全員の役柄を彼らの本当の職業 と同じに役に配し、ディテールに至るまで自然な空気感を貫いた濃密なフィルムです。
パチュリをふんだんに使用して、シトラスやフローラルの爽やかな空気の中に、深みと温かみのあるウッディノートが時々顔を出す香水、ココ・マドモアゼル。まるで映像のなかのキーラのように、キラキラと大胆に駆け引きを楽しんでいるような香りです。
キーラが去った直後に部屋に残ったココ・マドモアゼルの残り香に、このフォトグラファーはきっと心酔しているでしょうね(それとも悶絶かな?!)。
バックに流れるジョス・ストーンの音楽もいいですよ♫