忘れた頃に、大阪体験記 | Numero TOKYO editor
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忘れた頃に、大阪体験記

今さらですが、7・8月合併号の別冊付録では、大阪を特集しております。

京都を紹介するファッション誌は数あれど、

大阪がフィーチャーされているものはそんなに見たことないですよね。

しかもいわゆる街ガイドではございません。

大阪という街の匂いを伝えるガイドです。

 

かくいう私も、正直なところ、京都、神戸は訪れたことがあるものの、

実は、今回取材するまで、大阪にはきちんと降り立ったことが

ありませんでした。が、食わず嫌いでした。

取材をしてみて初めて大阪のおもろさに気づいたどころか、虜です。

お店紹介にしたって、東京でも体験できるようなお店を紹介しても仕方ない。

有名レストランもブティックもあるでしょうが、

大阪でなきゃありえないぐらいの個性派なお店を。ということで、

実際に足を運び、飲みのハシゴしながら、今回の記事に至ったわけです。

 

大阪って、レトロな建築もあれば、昭和な喫茶店も数多く、

建物や空間的な魅力もさることながら、人がとにかくおもしろい。

会話に愛がある。一般人のレベルが高いというだけあって、

店に立って客商売をしている方々は、ほぼみんなしゃべりがたつ方ばかり。

タクシー運転手さんだってかなりのものです。ボケタイプもいれば、

ツッコミタイプもおり。会話のふしぶしにボケが入ってくるのですが、

東京のノリにどっぷり浸かってしまっているせいか、ボケを見過ごして、

本気で受け答えしてしまうことしばしば。自分のふがいなさに反省です。

せっかくのチャンスを逃してました~。愛が足りませんでした。

 

 

遅ればせながら取材後記

 

あのキュートなとっちゃんぼうや、トらやんは、通行人が

いぶかしげに見ていく中、このようにヤノベケンジ(黒い人)さんが

一生懸命ポージングのディレクションをしていたのです。

でも、東京と違って、大阪の通行人は声をかけてくるのです。

えびす橋付近では、ボートの上のトらやんを見て、女子高生たちが、

「あの子、はげとる~」と声援を送ってくれました。

どこへ行っても人気者です。

ちなみにトらやんの中には誰も入ってません。


トらやんと地元子どもたちのふれあいです。

でも微妙に怖がられてました(笑)。

彼らもあと15年ぐらいたてば、トらやんの魅力を知るのでしょう。

手前は、カメラマンの藤田一浩さん。奥は、ヤノベケンジさん親子。

 

ところ変わって…

Grafの代表、服部さんが参加しているバンドのライブに顔を出しました。

この日は、ナイスミドルのイベントというだけあって、

出演バンドは、中年?おっちゃん(失礼)ばかりです。

久しぶりのスカでしたが、みんなノリノリで楽しかったです。

服部さんの勇姿。

そして、誌面でも紹介している「飛田百番」追記

こんな建物を見るのはなかなかない機会なので、ぜひ。

立地も含めて圧巻です。でも、できることなら大人数を募って、

大部屋でワイワイガヤガヤと飲みましょう。

大部屋のほうが派手です。ちなみに料理のほうは…、

空間見学代だと思いましょう。

誌面で昭和を代表するレジャー建築のひとつとして「ビル見」

のひとつとして紹介している味園ビル。夜の姿はこんな感じ。

でも夜過ぎて、でっかい美園の看板の照明は消えてしまっていました。

中には、この通路沿いに小さなバーがひしめきあっています。

ここは掘り下げがいがありますよ~。きっと。

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