今月は「大人の女を考える」美容です。 | Numero TOKYO editor
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今月は「大人の女を考える」美容です。

今月のNUMERO TOKYOのテーマは「大人の女が地球を救う!」。とても壮大なテーマですが、いい女はしっかり男性を育てるし(頼ってるフリしながら、ちゃんと男性を成長させるのです!)、愛する人との子供も育てる、、つまり自然の摂理の中では男性より女性のほうが強いのですヨ(きっとネ!)。

ビューティ特集には「女性が憧れる、大人の女」米倉涼子さんが登場してくださいました。 あどけない表情からしっとりセクシャルなショットまで、NUMERO らしいビジュアルに仕上がっています。幼少からバレエを続けてきた米倉さんだけあり、体の「筋」がとにかく美しい! 健康的に適度な筋肉で引き締まったボディの秘密、恋愛のことをちょっぴり語ってくださりました。ぜひ読んでくださいね!

 

不思議なことにこちらのビューティのビジュアル連載、先月のSHIHOさんも、米倉さんもそして、来月登場してくださるあの「注目」の女性も、、、み~んな私と同じ歳! スタイリングを編集長のあこさんと一緒に担当してくれているキッシーこと、編集部の岸本さんも同じ歳。インタビューしながら「いろんな30代があるな~」とワクワクします。来月も楽しみだな~!

さて、みなさんにとって「大人の女」と言えばどんな女性を思い浮かべますか? 私にとっては、80年代の「Sutudio 54」で夜遊びしていたDebora HarryやPatti Astorなんかの、ファッションもメイクもヘアも思う存分に、個性的に楽しめる女性たち。エネルギーがあるところにも惹かれます。そして、真っ赤なリップが似合うこと! 日本の女性は真っ赤な口紅を敬遠しがちですが、私は大好き。唇が赤くなることで、パッと顔色が明るく見える上に熟れた印象になれますよ。

写真は私の自宅に飾ってある、Patti Astor。創刊号で仕事をさせていただいたMaripolの作品です。

NYから着ていたNARS メイキャップ・アーティストのジェームスに「大人の女性」についてインタビューしたところ、彼の考える大人の女性も「Studio 54」時代のジェリー・ホールや80年代のロバート・パルマーのPVに出てきたエルムート・ニュートン風の女性たち、だそうです。「フェミニンなパワーを恐れずに、女性である喜びを知っている女性」が、ジェームスが語ってくれた大人の女。 彼の女性像の共通点はやはり、「真っ赤な唇」、「ファッションもメイクも楽しめるアティチュード」にありました。

今日はまさに「大人の女」に合えた嬉しい日!

 

今月号の「今月の顔」でもインタビューに応えてくださった、ジュリエット・ビノシュです。 ほら見てください、彼女の唇も「真っ赤なルージュ」でしょ(きっとランコムですね!)。東京日仏学院にて行われている「ジュリエット・ビノシュ レトロスペクティブ」の一環、映画『撤退』特別上映会のカクテルパーティにてのショットです。写真右は、ものすごいカメラ攻撃に歓喜して「子供にこの風景を見せて上げたい~。どこにいても私の喜びを子供たちとシェアしたいの」と、ジュリエットが逆パパラッチしているところ。

「フランス女性の魅力は?」との質問に「YESとNOが言えること。伝えたいことをしっかり伝えられることが、自立の一歩でありますし同時に自由も手に入れられる術」と語っていました。これもまさに大人の女のアティチュードですね。見習わなくては~。

ジュリエット・ビノシュは、本日3月8日から15日(日)まで六本木ヒルズ横のZELcafeにて「ジュリエット・ビノシュ ドローイング展」、そして3月10日(火)から15日(日)までBunkamuraシアターコクーンにて、イギリスで注目株のコレオグラファー&ダンサーである、アクラム・カーンと競演する「in-i」の舞台公演をする予定。映画の中で他の女性を演じることも、絵を描くことも、パフォーマンスをすることも、「私にとって芸術にボーダーはないの」と語ってくれた、大人の女でした。

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