キューバの魅力は… | Numero TOKYO editor
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キューバの魅力は…

キューバ革命から50年。

今年はさまざまなところで、チェ・ゲバラやフィデル・カストロの名前を

目にします。

キューバ熱が高まる中で公開された、スティーブン・ソダーバーグ監督の

『チェ 28歳の革命』と『チェ 39歳 別れの手紙』には感動。

(ロングラン上映中!)

記者会見にも足を運びました。

登場したのは、ソダーバーグ監督と

チェを演じたベニチオ・デル・トロ(映画ではチェに激似)。

デル・トロ見たさに行った(公私混同)会見でしたが、

もともと好きだったソダーバーグ監督の聡明さにあらためて

感銘を受けてしまったのでした。

もちろん、デル・トロもセクシーで素敵だったのですが。

(ソニックユースのTシャツを着ていることが気になって

しかたなかった私。衣装? 私服?)

監督の言葉で特に心に残っているのが、

映画をつくる上での信念を聞かれた際のこたえ。

「自分の映画を観てくれる人が、その時間を価値のある時間だったと

思ってくれるものをつくりたいと思う。作家が、本を読む前と読んだ後の自分は

何か変わったと読者に思ってもらえるものを書きたいと考えるように。

芸術の役割についてよく考えるんだ。(芸術によって)語られる物語から、

私たちは世界と自分の周囲のことを知り、人生に対処していく力を

もらえると思う。でも、芸術のほかにも物語を語ることができる

有効な方法があるのではないか、ということも考える。

今のところ、私にできるのは映画を撮ること。

でも、ほかの方法が見つかれば、やってみたいと思う」

あくまで不撓な思いと、なんたる柔軟さ!

私は本当に心から感動したのです。

そして、最新号でNuméro TOKYOが注目しているのは

キューバのモダン建築。

革命の理想を具現化するため、たくさんの美しい建築物が

建てられたキューバ。カストロの健康状況が心配される中、

これからキューバはどうなっていくのか……

もしかして美しい建築物たちが壊されてしまう前に、

キューバに訪れてみたいと思う今日この頃です。

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