いつまでも眺めていたい! 永井博の個展「Penguin’s Vacation Restaurant 2017」 | Numero TOKYO
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いつまでも眺めていたい! 永井博の個展「Penguin’s Vacation Restaurant 2017」

永井博, numero tokyo,
永井博, numero tokyo,

80年代以降、数々のレコード・ジャケットを手掛けてきた永井博さんが描く“永遠のバケーション”。青く澄んだ空、暑い日差しが今にも肌に感じられるような、そんな唯一無二のイラストレーションに、いつも心のときめきを隠せません!

永井さんの作品に初めて出合ったのは、自宅にあった父のものとおぼしき大滝詠一さんのアルバム「A LONG VACATION」のジャケット。アルバムのなかの音楽を日に日に聞き込んでいくとともに、このジャケットに心ざわめくように魅了されていたような。。。

昨年に続き、エキシビション「Penguin’s Vacation Restaurant」の第二弾が今年も開催されると知り、早く行きたい!!今回はこれまでのワークスからトロピカルなイラストレーションがピックアップされているそう。

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発売中の「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2017年6月号、最近話題の“FLOW(=没頭する)”というキーワードについて、3名の識者へのインタビュー内で山口揚平さんが、「日々情報のシャワーを浴びまくる私たちが、意識の余白部分を作るのに有効なのが、旅を含め、移動をすることです」(本文より)とおっしゃっていました。そのできた余白部分には新たな知識が蓄えられ、そうすることで自分の好きなこと、したいこと、必要なことが見えてくるのだそう。

できるだけ休日は東京を離れ“移動“をすることで、リフレッシュされる感覚をまさに最近感じていたところ。きっと私も余白部分を作れたことで、平日とのバランスを取ることができていたのだと、うんうんと頷けるお話しでした。

IMG_4782のコピー
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きれいで独特な色彩、クリアな画風で描かれる作品から、鮮やかな日差しが溢れる色褪せることのないバケーションの地へ、気分だけでも入り込める、“移動”できることも、永井さんのイラストレーションに惹かれる理由なのかなと思いました。あぁ、ずっと見ていたいです。

自分にとっての至福な時間や場所、コト。「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2017年6月号では、そんな自分にとってのパラダイスなことを多方面からご紹介。ぜひチェックしてみてください!

*画像はすべて昨年の展示より。

展覧会の情報はこちら

ヌメロ・トウキョウ
2017年6月号はこちら

Penguin’s Vacation Restaurant 2017
“T・R・O・P・I・C・A・L – L・A・N・D・S・C・A・P・E”

会期/2017年4月23日(日)〜 6月26日(月)※5月21日(日)~展示替え
席種/着席
会場/Restaurant Bar CAY
住所/東京都港区南青山5-6-23 スパイラルB1F
料金/無料(要ワンオーダー)
時間/11:30-24:00(L.O. 23:00)
TEL/03-3498-5790
URL/www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_2229.html

Profile

漆原望Nozomi Urushibara ファッション・エディター。大学卒業後『Numéro TOKYO』に参加し田中杏子に師事。ファッションストーリーやシューズ&バッグなどを担当し、撮影プロップ制作も行う。ミニバッグとプラットフォームシューズへの偏愛が強め。誌面でのスタイリングのほか、広告やタレントの衣装なども手がける。ほんのちょっとの可愛らしさが残るイイ女スタイルが好み。2019年にはサーフィン、2020年はテニス、2021年はバドミントンをスタートした完全アクティブ派!

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