クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)が、パリ・ファッション・ウィーク期間中の2026年10月2日(現地時間)、2027年春夏コレクション「Eternal Youth」を発表した。会場となったパリのシャトレ座には、TWICEのジヒョや朝比奈彩、シンシア・エリヴォをはじめとするセレブリティが来場し、ブランドの新たなストーリーを堪能した。
着想源となったのは、「グラマー(glamour)」という言葉が本来持っていた、魔法や魅惑という意味。自己演出や人を惹きつける力を指すようになる以前の語源に立ち返り、女性が自分自身を発見し、変化を遂げながら、自らが持つ力を受け入れていく姿を表現した。ショーにはバーレスクダンサーのディタ・フォン・ティースが登場し、幻想的なパフォーマンスでそのテーマを体現した。

静かな悲しみが漂う場面から幕を開け、白雪姫を思わせる美しい姿で登場したディタ・フォン・ティース。しかし、ショーが描くのは、王子様を待つお姫様ではなく、自らの運命を切り開いていく女性の姿だ。変容の過程では、ミスター・パールによるコルセットや、スティーヴン・ジョーンズが手がけたヘッドピース、ジョン・ガリアーノによるドラマティックなホワイトケープなどが登場。衣装や小物が、主人公の変化を鮮やかに印象づける。

足元を彩るのは、おとぎ話や神話に着想を得た魔法のシューズ。永遠に踊り続けることを約束する「レッドシューズ」、遠く離れた場所へ瞬時に移動できる「七里靴」、空を飛ぶ力を授けるヘルメスの翼のあるサンダルなど、それぞれが異なる力を宿す存在として描かれた。
その中でもアイコニックな一足が、クリスチャン ルブタンを代表する「La Pigalle」。自信や解放の象徴として主人公に寄り添い、自分自身の声を信じ、内なる力を受け入れるよう導いていく。

このショーにおいて、シューズは装いを完成させるためのアイテムにとどまらない。女性の可能性を引き出し、自分らしさを見つけるきっかけとなる存在だ。一見相反する要素も、やがて互いを補い合うものへと変わり、主人公は自分の中にある多面性を受け入れていく。

旅の終着点で彼女が手にするのは、あらゆる自分を妥協することなく受け入れる自由。外部から与えられた定義や他者の評価にとらわれず、自らの意思で生き方を選ぶ姿を通して、「グラマー」が本来意味していた人を魅了する力を描き出した。それは、見た目の美しさだけではなく、一人ひとりが持つ複雑さや個性を解き放ち、自分らしくあることそのものを輝きへと変える力なのだ。
今回の舞台を彩ったシューズを紹介。クリスチャン ルブタンが描くフェミニニティを象徴するシューズ「La Pigalle」のほか、おとぎ話や神話に登場する魔法の靴から着想を得た「レッドシューズ」や「七里靴」、ヘルメスの翼のあるサンダルなど、卓越したクリエーションが物語を幻想的に演出した。
(左)LA PIGALLE(右)PIGALOCHATELET
INITIA
(左)MEE-LADEE(右)ATHENAIS
MACBETHA
Christian Louboutin
クリスチャン ルブタン ジャパン
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