
マルチメディアアートの草分け、トニー・アウスラーの日本で初めての大規模個展が開催中。「トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~」は、東京の虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内のTOKYO NODE GALLERYにて、2026年9月27日(日)まで。
あのデヴィッド・ボウイやキム・ゴードンなど、数々の著名アーティストらとのコラボレーションを実現してきた伝説的な現代アーティスト、トニー・アウスラー。没入型インスタレーションやプロジェクションマッピングなどの表現スタイルをいち早く切り開き、1980年代以降のニューヨークで、音楽とアートが交差するカルチャーシーンをけん引。その先駆的な作品は、アメリカのニューヨーク近代美術館(MoMA)やイギリス・ロンドンのテート美術館、フランス・パリのポンピドゥ・センターなど、名だたる国際的な美術館に所蔵されている。
そんなアウスラーによる日本初の大規模個展「トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~」では、初期の代表作から最新作まで約50点が集結。また、彼の作品の多くに共通するテーマである“科学”や“魔術”、“未確認現象”などにまつわるコレクションから厳選されたアーカイブも展示され、知られざる創作の源泉に触れることができる試みに。

展示の見どころは、伝説的ロックスター、デヴィッド・ボウイの語りと、作曲家グレン・ブランカの音楽と融合した幻の作品『空(くう)』だ。映像は1999年から2000年にかけて撮影されたもので、このたび四半世紀を超えて一つのインスタレーションとしてついに完成。本会場で世界初公開を迎えるとあって、大きな見どころとなっている。

さらに、会場の15メートルにおよぶ天井高を生かした大型新作『キメラ』も見逃せない。光る樹木や空中を漂う不思議な生き物たちが現れ、現実と想像、科学と神話が入り混じる世界を形成。没入感あふれる空間で、人間の想像力が生んだ生命像と知覚の拡張を体感することができる。
世界の現代アート界で高く評価されてきたアウスラーによる待望の大規模個展。どうぞ、お見逃しなく!
※掲載情報は7月22日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
トニー・アウスラー:技術と霊知のはざま~魔術、メディア、アート~
会期/2026年7月3日(金)〜9月27日(日)
会場/TOKYO NODE GALLERY A/B/C
住所/東京都港区虎ノ門2-6-2 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45F
料金/一般 2400円、大学生・専門学校生 1400円、中学生・高校生 800円
時間/10:00〜19:00(日〜木)、10:00〜20:00(金、土)
※入場は閉館の30分前まで
TEL/03-6433-8200(TOKYO NODE インフォメーション、11:00〜18:00)
URL/www.tokyonode.jp/events/tony-oursler/index.html
Text:Manami Abe
