ディオール(Dior)は、世界3店舗目となるコンセプトストア「ディオール バンブー パビリオン」を東京・代官山にオープン。オープニングに先駆けて開催されたカクテルパーティには、ジャパン アンバサダーを務める新木優子、横浜流星、八木莉可子、北村匠海、ディオール ビューティー アンバサダーの吉沢亮、山下智久に加え、アイナ・ジ・エンド、内田也哉子、夏帆、波瑠、本田響矢、吉田羊といった華やかなセレブリティたちが来場。それぞれ思い思いの新作ウェアを身に纏い、メゾンの新たな挑戦をセレブレートした。

代官山のメインストリート八幡通りを脇道に入ると突如現れる荘厳な建造物は、パリにあるディオール本店「30 モンテーニュ」のファサードをベースに、ゴールドに染め上げたバンブーを使用して再解釈したもの。日本の竹林に影響を受けたという壮大な空間芸術は、夜には煌びやかにライトアップされゲストを出迎える。

©JEDI ZHOU
1,800平方メートルを超える空間には、プラントハンターの西畠清順が手掛けた日本庭園が広がり、かつて、ドリス ヴァン ノッテンのショーにも参加したフラワーアーティスト・東信の手による緑のオアシス「インナーガーデン」が、エントランス周辺を彩る。また、敷地内に設けられた茶室は、プロダクトデザイナー/アーティストの岩元航大が芸術作品として構想。インバウンドで賑わう渋谷の中心地にありながら、静謐な空間と穏やかな時間の流れが心身をゆっくりと解きほぐす。
八木莉可子がプラントハンターの西畠清順から剪定を教わる姿も
©DAICI ANO
ブティック内に一歩足を踏み入れると、天然素材と洗練されたカラーパレットによって、シンプルな力強さとモダニティが共存した空間が出現。ジョナサン・アンダーソンによるメンズおよびウィメンズのプレタポルテを初め、レザーグッズ、シューズ、アクセサリー、そしてファイン ジュエリーに至るまでフルラインナップが揃う。 また、店舗限定アイテムとして、20世紀モダニズム文学を代表する作家/詩人のジェイムズ・ジョイスの書籍の装丁を模した新作の「ディオール ブックトート」やスモールレザーグッズ、「バー」モチーフのTシャツとニット、精緻な刺繍でネイティブ柄を表現したスニーカーなどを用意する。

抑制を効かせた日本的な美意識が息衝く設えにも注目。トルソーの傍らに鎮座する京都の老舗「小嶋商店」製の巨大な提灯は、メゾンを代表するアイコンバッグ「レディ ディオール」の造形に倣ったもの。天井や壁の仕上げに用いられた柔らかな光を透過する和紙や、ムッシュ・ディオールが愛した「スター」モチーフ、さらに寄木細工で表現したヴェルサイユ様式のフローリングなど、ディオールのコードが高度な職人技術によって生まれ変わり、フランスのサヴォアフェールと日本の伝統が巧みに交差する。

店内は提灯が並ぶメインフロアを中央にして、6つの部屋で構成。アイテムやテーマ毎にそれぞれ部屋の趣は異なり、光井花が手掛けたフィッティングルームやTAKT PROJECTによる「カナージュ」パターンを立体化した家具などに加え、太田翔、柴田あゆみ、we+、CHIKAKENといった現代デザイナーたちのアートピースが、家具や什器、調度品となって、パビリオン全体にコンテンポラリーなアクセントを添えている。
(左)©DAICI ANO (右)© YOKO KUSANO
© YOKO KUSANO
また、ショッピング体験以外の楽しみも存在する。透明なレジンに生花を閉じ込めた東信の作品「ブロックフラワー」が壁面を飾る「カフェ ディオール」もそのひとつ。ここでは、世界でもっともミシュランの星を獲得した女性シェフであり、2011年には「世界のベストレストラン50」で最優秀女性シェフにも選ばれたアンヌ=ソフィー・ピック考案によるエクスクルーシブメニューが提供される。チョコレートやお菓子など、オリジナルのグロッサリーも展開しているので、ちょっとした手土産にも重宝しそうだ。なお、「カフェ ディオール」は現在、予約が殺到しているようなので、まずは公式サイトでご確認を。
メゾンと日本の間に流れる揺るぎない絆をかたちにした「ディオール バンブー パビリオン」に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。


ディオール バンブー パビリオン
住所/東京都渋谷区猿楽町8-1
営業時間/11:00〜19:00
TEL/03-6455-2286
Text: Tetsuya Sato

























