サンローラン(Saint Laurent)がパリファッションウィーク期間中の2025年9月29日(現地時間)、2026年夏ウィメンズコレクションを発表した。日本からは水原希子や山﨑賢人のほか、BLACKPINKロゼ、ヘイリー・ビーバー、ゾーイ・クラヴィッツをはじめ、チャーリー・XCX、マドンナ、ケイト・モス、シャルロット・ゲンズブール、シャーロット・ランプリングらメゾンにゆかりのあるセレブリティが来場した。
アンソニー・ヴァカレロによる2026年夏ウィメンズコレクションは、ブランドの根幹にある「美学=言語」という理念のもと、スタイルを通じて現代社会における対話や多様性を表現した。煌めくエッフェル塔を背景に、会場のトロカデロ広場には、白いアジサイがYSLのカサンドラロゴをかたどるように飾られ、幻想的なランウェイを演出した。
ショーの序盤には、レザージャケットにボウブラウスやタイトスカートを組み合わせた、力強いシルエットが登場。続くルックでは、ナイロンや透け感のある素材を用いたトレンチコート風ドレスが並び、パワーショルダーのフォルムやウエストマーク、首元にあしらわれたベルトが印象的だった。
終盤は、ふんだんにラッフルやフリルをあしらったボリュームドレスが登場し、カラーもオレンジやグリーン、カーキなどのカラーパレットで展開された。
ヴァカレロが提示するのは、ファッションを単なる装いではなく、視覚的で象徴的な“言語”としてとらえる視点。サンローランのシグネチャーを現代的に再解釈し、メゾンの美学をあらためて問い直すコレクションとなった。
Saint Laurent
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Photos: Courtesy of Saint Laurent














