宮沢りえ、Stray kidsのI.Nらが参加。「ボッテガ・ヴェネタ」イントレチャートの誕生50周年を祝したキャンペーン
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宮沢りえ、Stray KidsのI.Nらが参加。「ボッテガ・ヴェネタ」がイントレチャートの誕生50周年を祝したキャンペーンを発表

Photographer and Director: Jack Davison
Photographer and Director: Jack Davison

ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)は、ブランドのシグネチャーである“イントレチャート”の誕生50周年を記念したキャンペーン「Craft is our Language(クラフトは私たちの言語)」を発表。

UK版『VOGUE』や『DAZED』などで活躍するファッションフォトグラファー、ジャック・デイヴィソンが撮影を手掛け、振付家のレニオ・カクレアが振り付けを担当したキャンペーン第一弾には、俳優の宮沢りえStray KidsのI.Nを始め、アーティストのネナ・チェリー、俳優のジュリアン・ムーア、映画監督のダリオ・アルジェントら、様々なフィールドで活躍するクリエイターが集結した。

本キャンペーンは、ボッテガ・ヴェネタに通底する崇高な手仕事と創造性、そして手の動きが持つ普遍的な表現としての多様な美しさを称えるもの。イントレチャートを単なるレザーの編み込み技法としてではなく、ブランドを取り巻くパートナーシップやコミュニケーション、そしてブランドの核となる「協働」の精神を象徴するメタファーとして捉えた。

写真と映像で展開されるキャンペーンには、前述のメンバーに加え、シンガーソングライター/音楽プロデューサーのジャック・アントノフ、アーティスト/彫刻家のバーバラ・チェイス=リボウ、映像作家/音楽プロデューサーのデイヴ・フリー、俳優のトロイ・コッツァー、俳優のヴィッキー・クリープス、俳優のテレンス・ラウ、テニス選手のロレンツォ・ムゼッティ、俳優のスー・チー、作家のゼイディー・スミス、アーティスト/女優のタナエルン、ラッパー/プロデューサーのタイラー・ザ・クリエイター、指揮者のロレンツォ・ヴィオッティが参加。

また、1995年から2000年まで、ボッテガ・ヴェネタのデザイン・ディレクターを務め、ブランド初のレディ・トゥ・ウェア コレクションを発表したエドワード・ブキャナンと、映画『アメリカン・ジゴロ』の劇中、イントレチャートのクラッチバッグを携えて、ブランドの人気に寄与した俳優のローレン・ハットンの絶妙なキャスティングが、その歴史とストーリー性を際立たせる。

静謐なモノクロのポートレートと手元のカットを組み合わせたイメージビジュアルは、作り手と使い手、アーティストと職人、手と心の対話を表現。ショートフィルムでは、ボッテガ・ヴェネタの職人たちとバーバラ・チェイス=リボウ、ローレン・ハットン、タナエルン、そしてテレンス・ラウの対話の様子を収録した。また、Stray kidsのI.Nは、自身のパフォーマンスにおける身体性について語っている。

なお、本キャンペーンのコンセプトと美学はミラノ出身の芸術家でありデザイナーでもあるブルーノ・ムナーリと、1963年に彼が手掛けた古典ハンドブック「Supplemento al Dizionario Italiano (イタリア語辞典の補足)」に着想を得たもの。同書籍は、手や体の動きを通した表現への、変わらない敬意を込めた一冊であり、現在ではイタリアのみならず、世界各地で展開されている。この書籍に象徴されるように「Craft is our Language」 キャンペーンでは、ボッテガ・ヴェネタのお膝元であるイタリアのルーツや、クリエイターや思想家へのリスペクトが反映されているという。

今後、ボッテガ・ヴェネタの言葉やクラフト、価値観を表現する「辞書」を模した書籍が刊行されるほか、9月にはさらに多くのクリエイターが参加した写真と映像の第2弾が公開される予定だ。

Photographer and Director: Jack Davison
Photographer and Director: Jack Davison

Bottega Veneta
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン
TEL/0120-60-1966
URL/www.bottegaveneta.com/

Text: Tetsuya Sato

 

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