2025年5月5日(現地時間)、ニューヨークのメトロポリタン美術館にて開催されたメットガラ(MET Gala)。今年は「Superfine: Tailoring Black Style」をテーマに、アフリカ系移民のブラック・アイデンティティの形成においてファッションが果たしてきた役割に焦点を当て、ドレスコード「Tailored For You」を通じてその精神を表現した。中でもジェニーやデュア・リパ、ルピタ・ニョンゴなど、シャネル(Chanel)を纏ったセレブリティの着こなしをチェック!
ジェニー
シャネルのアンバサダーを務めるBLACKPINKのジェニーは、パールのカボションやチェーン、白いシルク製のカメリア、ジュエルボタンなどで華やかに装飾されたブラックレザーサテンのジャンプスーツに、内側に白いタフタがあしらわれた同素材のオーバースカートをレイヤード。さらに、18Kホワイトゴールドとダイヤモンドで仕立てた「リュバン ドゥ シャネル」リングを身に着け、シャネルのハットとシューズでエレガントにまとめた。
デュア・リパ
デュア・リパは、ペプラムデザインにブラックの羽根飾りが施されたロングドレスを着用。ドレスは背中が開いたブラックシフォン素材で、ダイヤモンド型のパールとクリスタル刺繍が施され、背面にはブラックシフォンのリボンをあしらいバックコンシャスなスタイルに。さらに、黒のスパンコールツイードジャケットには、パール、クリスタル、ジュエルが繊細に刺繍され、この上なくシックで華やか。ブラックのフェザーとクリスタルで装飾された黒のオーガンザケープがドラマティックに演出する。
ジュエリーは、「エターナル シャネル N°5」ネックレス、「ツイード イコン リュバン」リング、「シグネチャー デュオ」イヤリングを身に着けた(すべて18Kホワイトゴールドとダイヤモンド)。アクセサリーには、シャネルのクリスタル装飾が施されたブラックチュールのグローブや刺繍が施されたベルト、シューズを纏い、唯一無二のスタイルが完成した。
ルピタ・ニョンゴ
シャネルのアンバサダーであるルピタ・ニョンゴは、2015/16年秋冬 オートクチュール コレクションのルック67にインスパイアされた装いで登場。アクアマリンカラーのウールジャケットとパンツには、光沢感のあるサテンの襟があしらわれ、同系色のリボン付きサテンブラウスとシフォンのケープを重ねることで、柔らかさと洗練を共存させた。
ジュエリーは、18Kホワイトゴールドとダイヤモンドを用いた「プルミエール ブラン」イヤリング、「コメット オバジーヌ」ブローチ、「エトワール フィラント」リングと「コメット クチュール」リングを重ねづけし、手元に輝きを添えた。さらに、シャネルのカメリアブローチや帽子、シューズをコーディネート。
アンジェル
シャネルのアンバサダーであるアンジェルは、1991/92年秋冬 プレタポルテ コレクションのルック164からインスピレーションを受け、330時間かけて制作されたライラックのタフタ素材のビスチェとスカートで登場。ビスチェとスカートは、ドレープやリボン、カメリアで装飾されている。また、ブラックレザーのバイカージャケットとのミックス&マッチもお見事。
ジュエリーは、18Kイエローゴールド、ダイヤモンド、イエローサファイアが施された「ソレイユ タリスマン」リング、18Kイエローゴールドの「ココ クラッシュ」カフとイヤリングをコーディネート。さらに、シャネルのアクセサリー、ベルト、シューズを合わせている。
ウィットニー・ピーク
シャネルのアンバサダーを務めるウィットニーは、2025年春夏 オートクチュール コレクションのルック36に着想を得たスタイルで出席。トップ部分はラズベリーカラーのクレープとモスリン素材で構成され、スカート部分にはスパンコールツイードが使用され、アシンメトリーに配されたボタンが個性的なロングドレスになっている。そこに、ブレードが印象的なジャケットを羽織り、スタイリングを完成させた。なんとこのルックは385時間かけて制作されたのだそう。
ジェリーは、18Kホワイトゴールドとダイヤモンドの「リュンヌ タリスマン」イヤリング、18Kイエローゴールドとホワイトゴールドに、ダイヤモンド、サファイア、ガーネット、アコヤパールを組み合わせた「ブリリアント」リングを着用。さらに、18Kイエローゴールドブレスレットの「プルミエール ガロン」ウォッチを合わせ、ディテールにもこだわりが光る。ベルト、スパンコールツイードの帽子、シューズもシャネルを着用。
Text: Yukiko Shinto