
映画監督のニコラス・ウィンディング・レフンと、日本を代表するゲームクリエイター・小島秀夫による展覧会「SATELLITES」が、東京・表参道のプラダ 青山店にて開催。会期は、2025年4月18日(金)〜8月25日(月)まで。

監督/脚本家/プロデューサー/クリエイターのニコラス・ウィンディング・レフンは、デンマークのコペンハーゲンで生まれ、ニューヨークで育った。24歳のときに脚本・監督を手がけた『プッシャー』(1996年)が話題となり、カルト的人気を獲得。その後も数々の映画やテレビシリーズを制作し、プラダ2023年春夏ウィメンズコレクションのための短編映画とインスタレーションを発表するなど、注目を集め続けている。
世界的に熱烈な支持を集めるゲームクリエイター/映像作家の小島秀夫は、ゲームというメディアの限界を押し広げたことで知られる。ステルスジャンルの生みの親として認識される一方、ゲーム全体において、ストーリーテリングと映画的表現の革新をもたらし、数々のゲーム賞を受賞。企画・脚本・監督・ゲームデザインを手がけた『デス・ストランディング(DEATH STRANDING)』は、映画化もされている。

本展では、二人の新たなコラボレーション作品『Satellites』を紹介。このインスタレーションは10年以上にわたり、両者が共に培ってきた思考プロセスによって育まれた“人間のつながり”という普遍的な概念を探求するもの。ソファ、ベッド、ランプなどが置かれたミッドセンチュリー風のインテリア空間で、映像として浮かび上がった二人が思索的な対話を繰り広げる。

映画業界とゲーム業界のプロセスが互いに接近し、重なり合う傾向にあると考えるニコラス・ウィンディング・レフンと小島秀夫。すぐそこにある未来に向けて映画とゲームの次元の境界を再定義する本展を、ぜひ体験してみよう。
※掲載情報は5月9日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをご確認ください。
「SATELLITES」
会期/2025年4月18日(金)〜8月25日(月)
会場/プラダ 青山店
住所/東京都港区青山5-2-6
URL/https://www.prada.com/jp/ja/pradasphere/special-projects/2025/satellites-prada-aoyama.html
Text : Akiko Kinoshita