『平家物語』を新アプローチ&超ジャンルの豪華キャストで上演
「祇園精舎の鐘の声…」で始まる『平家物語』の冒頭は、日本人の多くが耳にしたことのあるフレーズだ。この世のすべてを手に入れたかのような隆盛ぶりと、その座から権力者が降りていく様は、時代を超えて数多の人間を魅了してきた。さまざまな小説やドラマ、映画、アニメなど多くの作品のモチーフになっていることでも、『平家物語』が人を惹きつける何かを持っている作品だと分かる。
今回新国立劇場で上演される『平家物語 ー胡蝶の被斬ー 』は、その平家一門の栄光と没落を新たなアプローチで舞台表現に昇華させた作品だ。
演出は、声優、女優として幅広い経験を持ち、>舞台『千と千尋の神隠し』ロンドン公演でもイギリスの観客を魅了した朴璐美。今回の舞台を企画した声優界の巨匠・羽佐間道夫の思いを引き継いでの作品作りに挑む。
脚本はドラマ 『岸辺露伴は動かない』や “平成仮面ライダーシリーズ”、 アニメ 『進撃の巨人』など、人間の業を見つめる作品に定評のある小林靖子が、幾多の先人たちが挑んできた骨太の原作に新しい息吹を吹き込む。また、振り付けやステージングにはダンスパフォーマンスだけでなく、東京 2020パラリンピック開会式やオペラ『ラ・ボエーム』など様々な場で表現活動を広げていく森山開次を迎え、万全のスタッフ陣で挑む。
日によって同じ顔ぶれが1日と無い、キャストの幅の広さも注目だ。全日程に出演する西凜太朗に加え、麻実 れい、井上 和彦、井上 麻里奈、榎木 淳弥、緒方 恵美、梶裕貴、湖月 わたる、咲妃 みゆ、佐倉 綾音、島﨑 信長、下野 紘、関 智一、高木 渉、畠中 祐、安原 義人、山路 和弘、山寺 宏一 ほか超一流の声優、俳優そして、35名のマルチパフォーマーが顔を揃えている。
注目すべきは、声での表現のプロフェッショナル、また、宝塚での男役や娘役を経験した俳優など、さまざまな表現技術を持ったキャスト陣が一つの作品を作り出すことだ。ある程度の共通認識を持てる古典作品だからこそ、原作の強さに胸を借りて様々なアプローチを試せるのだろう。
『平家物語』に欠かすことのできない琵琶や尺八といった和楽器も取り入れ、壮大なステージへの期待が高まるばかりだ。
舞台『平家物語 -胡蝶の被斬-』
脚本/小林靖子
演出/ 朴璐美
振付・ステージング/森山開次
企画/羽佐間道夫
出演/麻実 れい 井上 和彦 井上 麻里奈 榎木 淳弥 緒方 恵美 梶裕貴
湖月 わたる 咲妃 みゆ 佐倉 綾音 島﨑 信長 下野 紘 関 智一
高木 渉 畠中 祐 安原 義人 山路 和弘 山寺 宏一(五十音順/ダブルまたはトリプルキャスト出演)
西 凜太朗(全日程出演) ほか
公演日程/2025年3月14日(金)~3月17日(月)※ 全6回予定
会場/新国立劇場 中劇場
チケット料金 (全席指定・税込)/ プレミアムシート15000 円(完売) S 席12000 円ほか
※ステージ・一部演出の見切れが発生するお座席となる可能性がございます。ご了承いただける方のみご購入をお願いいたします。
チケット発売/
ぴあ https://w.pia.jp/t/heike2025/ (Pコード:530-619)
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